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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百八十一話 学園の少女達その十六

「こうした時真っ先に来るのね」
「あと梵天丸もな」
「あの娘もね」
「くくくくく、何かいるな」
 ここで右目に眼帯をした金髪の小さい少女が出て来た。
「この右目がうずくぞ」
「うわ、ピンクのスーツですか」
 黒髪を長くしきんかんの髪飾りをつけたやや額の広い少女も出て来た。顔立ちは整っているが生意気そうな感じだ。
「センスない人がいやがりますね」
「俺のセンスの何処が悪い」
 言われた氷室はむっとして返した。
「ピンクはいい色だろ」
「貴方にはシックな色が似合うですう」
 少女はさらに言った。
「何でそっちを着ないですか」
「俺のセンスだ」
「最悪なセンスですう」
「この空気が読めなくてうざい娘が天下布部の最後の一人です」
 義晴がその氷室に話した。
「明智光秀っていいます」
「そうか、わかった」
「はい、そういうことで」
「この人達が仮面ライダーですか」  
 光秀も言われて頷いた。
「そういえば気配が只者ではないですね」
「そうだな、私は伊達政宗」
 もう一人の少女も名乗った。
「梵天丸と呼ぶがいい」
「何か恰好いいですけれど」 
 光秀はライダー達をさらに見て言った。
「本当にピンクのスーツはないですう」
「ファッションセンスは零点です」
 長秀も言った。
「外見とそしてお強さもおそらく百点ですが」
「俺のこのセンスがわからないのは残念だ」
「いや、どう見ても最悪」
「ないでござる」
 利家と五右衛門も言う。
「ピンクのスーツなんてわざわざ着ないでありゅでござる」
「傾奇者でもない」
「本当にセンスが悪いぞ」  
 政宗も言う。
「何なら私が最高のセンスを伝授してやるぞ」
「俺のこれが最高だ、しかしだ」
 氷室は言われっぱなしでふてくされて述べた、彼にしてはこれ以上はないまでに不本意な状況であるのだ。
「これだけ揃ったならな」
「それならな」
 石動も言う。
「皆でお互いのことを話すか」
「それがいいな」
「ああ、じゃあこれからな」
「会議室か何処かで話そう」
「なら会議室を使うことだ」
 道三が二人の話を受けて言ってきた。
「学園のな」
「そうしていいか」
「うむ、わしも同席する」
 道三もというのだ。
「そしてだ」
「そのうえでか」
「わしも話を聞きたい」
 ライダー達のそれをというのだ。
「そして話せることはな」
「話してくれるか」
「そうさせてもらう、ではな」
「今からだな」
「話そう」
 こうしてだった。
 戦士達は学園に入った、そこで共に話すのだった。


第四百八十一話   完


                 2021・7・23 
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