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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百七十九話 仲間達集結その六

「やっぱり俺が喋っても普通じゃねえか」
「そうであろーー」
 ヴァレンティーノはホークの方にいた、そのうえでの言葉だ。
「豚が喋っても何の問題もないであろー」
「そうですよね」 
 ロレンツォは今もヴァレンティーノと共にいる。
「本当にです」
「何てことはないであろーー」
「そう言うあんたも不思議だよ」
 クイーンはそのヴァレンティーノに即座に突っ込みを入れた。
「自覚しろよ」
「何をであるか?」
「山羊なのに喋ってるんだぞ」
 だからだというのだ。
「しかも二本足で立ってるしな」
「吾輩はこれが普通であろーー」
「そうした世界か?」
「それ言ったらこの娘どうなるんだ」
 霧雨は瞬時に自分だけでログハウスを造った梓を見て言った。
「これでまだ歩ける様になったばかりだぞ」
「うーーーー」
「しかも狼並の歯が全部生え揃ってるしな」
「そうした娘だ」
 門矢が霧雨に答えた。
「そして強い」
「怪人も倒せるんだな」
「丸太を振り回すがだ」
 そうして戦うが、というのだ。
「素手でもだ」
「戦えるのかよ」
「倒すこともだ」
 それもというのだ。
「出来る」
「それは凄いな」
「そうした娘ということだ」
「それぞれの世界か?」
 霧雨はいぶかしんで述べた。
「こうしたことも」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「驚くだろうが人間だ、そしてだ」
「この旦那もか」 
 霧雨は門矢がヴァレンティーノに目を向けたのですぐに応えた。
「そうした世界か」
「そう考えてだ」
「理解することか」
「そうだ」 
 まさにというのだ。
「いいな、理解出来なくともな」
「受け入れればいいんだ」
「そういうことだ」
「成程な、まあこっちの世界も色々あるしな」
「いいな」
「ああ、そうしたものだって思うな」
「仲間であろーー」
 ヴァレンティーノは霧雨に穏やかに声をかけた。
「なら仲良くやるであろーー」
「そうだな、俺達は敵じゃない」
 霧雨も笑顔で応えた。
「それならな」
「共にスサノオと戦って勝つであろーー」
「それじゃあな」
「そうだな、山羊とかは関係ねえな」
 ここでクイーンも言った。
「喋っても二本足で歩いていてもな」
「はい、そんなことはどうでもいいですね」
 ここでこう言ったのはロレンツォだった。
「ドンが山羊でも」
「だよな、姿形の問題じゃないな」
「そうです」
「ヴァレンティーノの旦那もな」
「そう言って頂き何よりです」
「それじゃあな、しかし」
 ここでクイーンはこうも言った。 
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