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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百七十六話 魔王の来訪その四

「久内さんの今の世界に」
「わかった、では吸い終わってからでいいか」
 その煙草を手に言った。
「そうしていいか」
「それでは」
「特に急がないな」 
 門矢も言った。
「そうだな」
「村は頼りになる面子しかいない」
 九内は冷静な声で答えた。
「怪人の一体なら何とかなる」
「わかった、ではな」
「今はだな」
「あんたが一服終わってからな」
 煙草を吸い終わってからというのだ。
「案内してくれ」
「それではな」
 こう話してだった、九内が煙草を吸い終わってからだった。
 戦士達は席を立った、そのうえで。
 出発したが写真館のすぐ右向かいにあった門は簡単な村の出入り口の柵の様なものだった、小野寺はその門を見て九内に対して言った。
「これってまさか」
「私の村だ」
「やっぱりそうか」
「その正門だ」
「そのままなんだな」
「どうもだ」 
 九内は考える顔で述べた。
「この門もスサノオが出したらしいが」
「あんたの世界に合わせたんだな」
「そうだな、ではこの門を潜ってだ」
「あんたの世界に行こうな」
「そうしよう」
 九内は小野寺と話してだった、自分がその門を開けてだった。
 ライダー達と共に中に入った、そしてだった。
 門を潜って出た世界はというと。
「こうした世界は知ってるか」
「来たこともある」
 門矢が答えた。
「こういう感じの世界はな」
「この世界じゃなくてもか」
「中世のファンタジーの世界だな」
「簡単に言うとそうだな」
 九内も否定しなかった。
「こうした世界は」
「来たことがある」
「ならもう慣れているな」
「人間以外の人間もいるな」
 門矢はこうも言った。
「外見が多少違う」
「多少か」
「そうだ、多少だ」
 それに過ぎないという返事だった。
「そうした人間もいるな」
「いると言っておく」
 九内は一言で答えた。
「兎耳だったりな」
「そうだな」
「ああ、しかし別にそれでもいいか」
「俺達も色々ある、姿形が違っている位はな」 
 それこそとだ、門矢は九内に答えた。
「普通だ」
「だからそう言えるか」
「そうだ、それでこの村にもか」
「そうした者もいる、私の仲間にもな」
「そうか」
「それでもいいな」
「何か問題があるか」
 門矢の返事は何でもないといったものだった。
「一体」
「その返事が嬉しい」
 九内は門矢のその返事に頷いて応えた。
「なら私の家に来てくれ」
「それではな」
 こうしたことを話してだった。 
 一行は九内の家に案内された、その中で村を見たが海東はこう言った。
「この村昔は貧しかったね」
「わかるか」
「うん、土があまり、だからね」
「かつてはそうだった」
 九内も否定しなかった。 
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