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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百七十三話 【団欒】絆を深める戦士達その四

「俺達って」
「そうだよね」
 ダイはポップのその言葉に応えた。
「普通の人が大抵だけれど」
「持ってる人はすげえよな」
「ない人はないわよ」
 こう言ったのは歌笛だった。
「私もその一人よ」
「あれっ、歌笛のお家は大家さんっていうので」
「家賃ね」
「それがあるよね」
「この連中よ、住んでるのは」
 モーツァルトやベートーベン達を指差して反論した。
「わかるでしょ」
「あ、ああ
「よくわかったよ」 
 ポップもダイも引いた顔で頷いた。
「その人達だとね」
「会話自体通じねえからな」
「だったらね」
「お金なんてな」
「払う人少ないのよ」
「あったら払ってるよ」
「しっかりとな」
 特に酷いモーツァルトとベートーベンが言ってきた、モーツァルトは軽い調子でベートーベンは傲然と腕を組んでいる。
「問題なかろう」
「これといってね」
「トータルで毎月分支払ってるな」
「それじゃあいいよね」
「毎月ちゃんと支払いなさい、あとね」
 歌笛はその二人に怒って言った。
「お部屋いつも壊したりするから同じでしょ」
「その修理費も出してるよ」
「色々稼いだ金でな」
「だからこのこともいいよね」
「些細なことで一々騒ぐな小娘」
「この人達強いわね」
 マァムが見てもだった。
「物凄く強い心よ」
「心の強い人多いけれどね、私達は」
 ことはが言ってきた。
「けれどこの人達はね」
「特にだな」 
 長門が述べた。
「そうだな」
「ええ、もう折れるとか挫けるとかね」
「絶対にないのだな」
「何があってもね」
「いやあ、僕何でも楽しめるし」
「苦難?そんなもの乗り越えるものだ」
 二人はそれぞれ答えた。
「俺の才能で乗り越えられない苦難なぞあるものか」
「音楽さえあれば何とかなるよ」
「耳が聞こえなくなった時に比べてどうだ」
「僕も生きてきて色々あったしね」
「そうしたことと比べるとだ」
「本当に何でもないよ」
「こうした人達ですから」
 美森も言ってきた。
「全くです」
「強いのだな」
「はい、物凄く」
「見習いたくはあるのよね」
 風は考える顔で述べた。
「このお強さは」
「それはそうなんだけれどな」 
 一誠はどうかという口調だった。
「やってることが二人共なんだよな」
「無茶苦茶過ぎますからね」
 風はその一誠に応えた。
「いつも」
「常識なんて一切無視してな」
「人のお話聞かないですから」
「だからな」
「困るんですよね」
「こうした連中だから」
 歌笛はまた言った。 
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