| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第四百七十話 【緒戦】グロンギ襲来その十三

「私もね」
「そうなのですね」
「酒があればまだ流し込めるが」 
 日向がまた言ってきた。
「これではな」
「毎日これ?」
 ラフィーは本気で聞く顔だった。
「まさか」
「はい、レーションですと」
「大変ね、それは」
「大変ですか」
「毎日こうしたものしかないと」
「本当にロイヤルは食べものは」
 ニーメも困った顔になっている。
「どうにもですね」
「それならカレーはどうだ」 
 こう言ったのはおやっさんだった。
「あれならな」
「カレーならですか」
「かなり下手な味付けにしてもな」
「食べられますか」
「中に色々入れられて栄養バランスもいいしな」
 このこともあってというのだ。
「いいだろ」
「そうですか」
「だからロイヤルもな」
「カレーで、ですね」
「調理していったらいいだろ」
「カレーは避けに合わないが美味い」
 伊勢もこう言った。
「だからだ」
「いいですか」
「おやっさんの言われる通りだ」
 まさにというのだ。
「そうしてくれ」
「それでは」
「まあカレーは多少失敗してもな」
 味付けがまずくとも、というのだ。おやっさんは笑いながら話した。そうしつつ今はお握りを握っている。
「食えるからな」
「そういえばそうですね」
 ユニコーンも頷いた。
「ではクイーン=エリザベスにもお話してみます」
「そうしたらいいさ」
「それじゃあな」
「カレーは辛過ぎると困るにゃ」
 明石はこう言った。
「甘口がいいにゃ」
「いや、辛い方がいい」
 加賀は明石に真っ向から反論した。
「カレーは」
「いや、甘口だにゃ」
「辛口の方が美味い」
「甘口の方がだにゃ」
「まあそこはそれぞれで」
 笹山は少女達に笑って話した。
「カレーがいいのは事実だよ」
「栄養を考えてもですか」
「そうだよ」
 フッドにも話した。
「だからね」
「こうした時もですね」
「食べるといいよ」
「では私からもクイーン=エリザベスにお話します」
 フッドも申し出た。
「そうさせて頂きます」
「それじゃあね」
「それでは」
 こうしたことを話しつつ食事もした、そして。
 その食事の後でだった、戦士達は休憩の後で戦場にも出た。そうして戦闘は夜の間にも続いていたが。
 夜間戦の中で赤城は笑って言った。
「よく見えるわ」
「この真っ暗闇の中でもですか」
「とてもね」
 ケルンに妖しい笑みで答えた。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧