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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百七十話 【緒戦】グロンギ襲来その八

「俺達次第なんだ」
「若しもですね」 
 時雨も言ってきた。
「スサノオがその世界を征服したいなら」
「もう怪人を何億も一度に出すよ」
「そうすれば」
「大抵の世界は攻め落とせるね」
「そうですね、彼等に知能も感情もあれば」
「間違いないね」
「私もそう思います」 
 時雨は強い声で答えた。
「その場合は」
「あえてそうしないのはね」
「世界征服なりが目的でなく」
「俺達と戦ってね」
「そうして人間を見たいのですね」
「そうなんだ、人間がどれだけ戦うか」
「そしてどれだけの力を持っているか」
 それをというのだ。
「見極めたいのですね」
「いつもね」
「戦いを通じて」
「だからね」
 それ故にというのだ。
「こうした戦い方なんだ」
「あくまでぎりぎりですね」
「それだけの戦力を出してくるんだ」
「そこは崩さないですね」
「スサノオはね」
 こう時雨に話した。
「だからそのことを頭に入れて」
「そうして戦うことですね」
「こちらが倒れなかったら」
 それならというのだ。
「スサノオはやがて怪人を出さなくなるよ」
「それまで持ち堪えることですね」
「知力と体力を使ってね」
 そうしてというのだ。
「やっていくことだよ」
「わかりました、それでは」
「つまり自分との戦いだな」
 アークロイヤルはサンドイッチを食べつつ述べた。
「この戦いは」
「そうだよ、自分で駄目と思えば」
 クウガはアークロイヤルにも答えた。
「それでね」
「終わりだな」
「そこで倒れたらね」
 そうなればというのだ。
「本当にね」
「そういうことだな」
「うん、それじゃあね」
「戦っていく」
「これからね」
「わかった、それにしてもだ」
 アークロイヤルはサンドイッチを食べつつこうも言った。
「このサンドイッチは美味いな」
「絶品です」
「ここまで美味しいサンドイッチはロイヤルにはありません」
 シェフィールドとエディンバラも言ってきた、実際に食べてその味に満足していることが顔にも出ている。
「パンもよく」
「味付けもいいですが」
「中の具もです」
「実にいいです」
「このツナだが」
 アークロイヤルはツナサンドを食べつつ述べた。
「また実にいい」
「そうそう、ツナサンドって日本のものだったね」
 クウガはロイヤルの面々に答えた。
「そうだったね」
「ロイヤルにはないです」
「サンドイッチはありましても」 
 シェフィールドもエディンバラも答えた。 
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