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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百六十五話 キール大会戦その十三

「もうね」
「お料理については」
「リネットのお国もそういう国ってね」
「受け入れるしかないですか」
「リネットにとては残念でもね」
「ザリガニはそのままパイに入れないことです」
 尊が言ってきた。
「あれは何ですか」
「ザリガニのパイですか」
「捌かずに丸ごと何匹か丸くさせて入れていますね」
「はい、私の国では」
「あんなものは料理ではありません」
 尊はクールに言い切った。
「流石に紫苑さんよりはましですが」
「あれはお料理じゃないのでは」
 玲奈も流石にこう言った。
「食べるとそれだけで」
「死にそうになりますね」
「はい」
 まさにというのだ。
「実際にどなたも召し上がられませんね」
「私もです、流石に紫苑さんのものよりましですが」
「イギリスやそれに準ずるお国は」
「料理については」
 どうもというのだ。
「褒められません」
「そうですか」
「はい」
 まさにというのだ。
「どうしても」
「というか味付けも焼き加減もね」
 料理上手なマリアンデールも参加してきた。
「駄目なのよね、盛り付けもね」
「センスがないですか」
「ザリガニはちゃんと切ってね」
 そうしてというのだ。
「ニシンも頭は落とすものよ」
「ニシンのパイですか」
「そう、というか丸ごとパイに入れるのはなしよ」
 イギリス料理のそれはというのだ。
「あれは本当に駄目よ」
「そうですか」
「フィッシュアンドチップスで美味い店ありますか?」
 ナガレの質問は真顔のものだった。
「イギリスやリネットさんのお国に」
「あっ、どうも記憶に」
 リネット自身こう答えるしかなかった。
「ないです」
「やっぱりそうですか」
「すいません」
「謝ることはないです」
 ナガレはこのことは笑顔で答えた。
「リネットさんに関係のあることではないですから」
「だからなんですか」
「はい、あと僕は年下なので」
「普通の口調で」
「お願いします」
「だよな、俺達もさん付けだしな」
「遠慮しないいいですよ」
「そこはお願いしますね」
 カイトとフクタ、ミツオも言ってきた。
「僕達はさん付けさせてもらいますけれど」
「それは年下ですから」
「まあ俺はこの通りだけれどな」
 カイトの口調は変わっていなかった。
「まあそういうことでリネットさんもな」
「宜しくお願いします」
「遠慮はいらないですよ」
「それじゃあ」
「ああ、それと休憩が終わったらな」
 カイトはリネットにあらためて言った。
「もうそろそろ終わりだしな」
「こっちも総攻撃を仕掛けましょう」
「それで敵を一気に減らしていきましょう」
「その時が来ました」
「もう戦いが終わるの」
 リネットはカイト達がっぽりカンパニーの四人の話を聞いてまさかという顔になってそのうえで言った。 
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