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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百六十二話 ウィッチとライダーその十

「いいわね」
「ではな」
「ではそのファイルを貸して下さい」
 ミーナが真剣な顔で申し出た。
「先程もお話しましたが」
「ええ、是非ですよ」
 常盤の叔父がすぐに応えた。
「もうそのことは」
「読んで、ですね」
「怪人達のことを知って下さい」
「有り難うございます」
「さもないと」
 叔父はさらに言った。
「満足に戦えないですよね」
「ええ、実際に」
 ミーナは彼のその問いにすぐに答えた。
「それは」
「ですから」
「ファイルはですね」
「皆さん好きなだけ読んで下さい」
「好きなだけですか」
「そして怪人達のことを全部頭に入れて下さい」
「それでは」
 ミーナだけでなく他のウィッチ達もそれはという顔になってファイルを受け取って読むことになった、そして。
 そのファイルを読んで芳佳は思わず言った。
「まさかこんな弱点があるなんて」
「思わなかったわよね」
「ええ」 
 リネットにすぐに答えた。
「背中とかね」
「そうしたところが弱点とか」
「思わなかったわね」
「本当にね」
「ですがその弱点を衝けば」
 どうかとだ、ペリーヌも言ってきた。
「これまでよりも遥かにです」
「有利に戦えるね」
「そうですわ」
「そうよね、それにね」
 芳佳はさらに言った。
「どんな力かもね」
「わかりますわね」
「うん、凄いパワーね」
「特殊能力も恐ろしいですわ」
「毒とかあったりね」 
「こいつだよ、こいつ」
 直枝は梟男のところを読みつつ言った。
「目からいきなり光出してな」
「それ浴びたら絶対に危ないと思ってね」
「ああ、すぐに逃げたけれどな」
 ニッカにこう返した。
「逃げてよかったな」
「攻撃かわしてね」
「殺人レントゲンなんて浴びたらな」
 それこそというのだ。
「あっという間にお陀仏じゃねえか」
「確実にね」
「洒落なってねえな、本当に」
「というか洒落になってない怪人しかいないね」
 エーリカは読みながらしみじみとして言った。
「全部そうだね」
「パンチ力とかキック力も凄いな」 
 シャーロットはこのことを指摘した。
「こんなのと戦うと本当に大変だな」
「けれどすぐに数体一度にやっつけられる様になるよ」
 常盤はそのシャーロットに言った。
「怪人達を知って訓練をすればね」
「それでか」
「絶対にね」
「絶対になんだな」
「俺は嘘は言わないから」
 シャーロットにこうも言った。
「俺達と訓練もしたら」
「怪人のことを知ってか」
「そうしたらね」
 それでというのだ。 
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