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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百六十二話 ウィッチとライダーその九

「だからなのよ」
「本当にこれだと思った世界に仕掛けるから」
「それで仕掛けられたらね」
「戦うか逃げるかだよ」
「そうなのだな、面倒な神だ」
 ゲルトルートはあらためて言った。
「その話を聞いてあらためて思った」
「うん、ただね」
 ウールはここでこうも話した。
「スサノオって案外作戦はおかしいから」
「そうなのか」
「おかしな作戦どんどん立てるんだ」
「強力な怪人を出してもか」
「そうなんだ、これが」
「そのこともお話していくけれど」
 オーラも言ってきた。
「今回もでしょ」
「あっ、確かに」
 ひかりがここで気付いた。
「ただ怪人を出してくるだけで」
「それだけよね」
「はい、もう他のことはです」
「してこないでしょ」
「一切」
「怪人は強いですが」 
 静夏も言ってきた。
「しかしそれ以外は」
「一切作戦立てないでしょ」
「はい」 
 静夏はオーラのその言葉に頷いて答えた。
「怪人を送り込んで来るだけです」
「それぞれの世界では基本そうで」
「作戦はないですか」
「それで立てても」
 スサノオはというのだ。
「おかしな作戦ばかりなのよ」
「そうですか」
「だから作戦を出してきても」
「怯えることはないですか」
「それもどうも楽しみだから」
 スサノオのというのだ。
「おかしな作戦を考えてね」
「仕掛けることも」
「あいつはとにかく楽しみたいから」
 人間との戦い、それをというのだ。
「そのことを頭に入れておいてね」
「そうして戦っていうことですね」
「そうよ、それとね」
「それとですか」
「怪人のことはね」
 オーラは今度は敵である彼等の話をした。
「頭に入れておいてね」
「わかりました、ではですね」
「ええ、ファイルをね」
 怪人達のことを書いたそれをというのだ。
「今から出すから」
「読んでですね」
「全部の怪人達のことを頭に入れておいて」
 こう静夏に話した。
「いいわね」
「わかりました」
「怪人達のことを知れば」
 ツクヨミも言ってきた。
「それだけで全く違うわ」
「その通りだ、敵を知り己を知る」
 美緒はツクヨミのその言葉に頷いた。
「そうすればだ」
「違うわね」
「全くな」
「そう、それだけ有利に戦えるわ」
「だからだな」
「これまでもお話したけれど」
「そのファイルを読んでか」
「ショッカーの怪人達のことを知って」
 全ての怪人達をというのだ。 
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