新ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第千二百三十四話 美味いものをたらふく
第千二百三十四話 美味いものをたらふく
ご自身は美食も避けていた山縣さんですが。
兵隊さんには当時農村では地域によりますがそうそう食べることが出来なかった白米を出させていました。
「常に腹一杯食うのだ」
「いいんですか!?」
「白米をいつも腹一杯ですか」
「三食ですか」
「諸君等は戦う者、美味くて栄養のあるものを食するのだ」
それもお腹一杯というのです、しかも三食。
「いいな」
「嘘みたいな」
「白米をいつも腹一杯なんて」
「軍隊凄いな」
「遠慮は無用だ」
こう言ってです。
山縣さんは兵隊さん達には美味しいものを食べさせていました。これは海軍も同じでした。ですが。
「軍にも脚気が流行しているな」
「困りましたね」
日本も弱っています。
「東京や大阪だけでなく」
「どうしたものか」
当時脚気がどうしてなってしまうかわかっていませんでした、ご馳走を食べていてもここまではでした。
第千二百三十四話 完
2021・5・20
ページ上へ戻る