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新ヘタリア学園

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第千二百三十三話  粗食なのは

第千二百三十三話  粗食なのは
 伊藤さんが物凄く粗食といいますか食べものはご馳走ではなくご自身が好きなものを飾らず食べていたのに対してです。
 山縣さんは努めてでした。
「粗食ですか」
「私は一介の武辺だ」
 ここでもこう言う山縣さんです。
「だから贅沢はしない」
「それで、ですか」
「食事もだ」
 こちらもというのです。
「時折好きなものは食べるが」
「それでもですね」
「武辺は食事も節制する」
 そうしたものだからというのです。
「だから贅沢なものはいい」
「左様ですか」
「そして酒もな」
「お若い時はよく飲まれましたが」
「今はいい」
 こう言ってです。
「葡萄酒を三杯位でな」
「そちらもそれ位ですか」
 意識して節制していました、山縣さんはこうしたお人でした。


第千二百三十三話   完


                 2021・5・20

 
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