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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百六十一話 空を駆る少女達その十

「服部さんは」
「芳佳さんへの思い入れが強いね」
「それもかなりね」
「そうだよね」
「そうでしょうか」
 静夏は二人の言葉を聞いて少しきょとんとなって述べた。
「私はただ少尉を」
「服部は宮藤に特によくしてもらっていまして」 
 美緒も話した。
「それでなのです」
「だからなんだ」
「こんなに芳佳さんを慕ってるのね」
「はい、ですから」
 それでというのだ。
「この様にです」
「いつも芳佳さんのこと言うんだ」
「そうなのね」
「そうです、そして私達の間では」
 ウィッチの間ではというのだ。
「仲がいい組み合わせが多いのです」
「芳佳さんと服部さんみたいに」
「そうなのね」
「そうです」
「おいひかり」
 ここで茶色のジャケットを着てやはり脚が剥き出しになっている少女が来た、元気のよさそうな顔で黒髪をおかっぱにしている。左頬に絆創膏がある。
「ランニング終わったか?」
「はい、今終わりました」 
 ひかりはその少女に答えた。
「今さっき」
「そうか、実はニッカと話してたんだけれどな」
「そうなんですか」
「これからお茶飲まないか?って言うつもりだったけれどな」
 少女はここでライダー達を見て言った。
「この恰好いい人達がかよ」
「はい、仮面ライダーの人達です」
「そうか、何か皆いけてるな」
 ライダー達をあらためて見てこうも言った。
「こりゃもてそうだな」
「あの、それでなんですが」 
 ひかりは少女にさらに話した。
「お会いしたのでよかったら」
「ああ、自己紹介だな」
「お願いします」
「それは忘れたら駄目だな。俺は菅野直枝っていうんだ」
 海軍の敬礼と共に明るく名乗った。
「扶桑皇国所属、階級は中尉だ」
「こちらこそ宜しく」
 常盤が代表して応えた、そして一同名乗り彼はそれからまた直枝に話した。
「じゃあこれからね」
「一緒に戦っていこうな、しかし見れば見る程な」
 直枝は常盤達を見ながらさらに話した。
「恰好いい人達だな」
「そうですよね、何かです」
 芳佳も笑顔で話した。
「この人達ならやってくれる」
「そう思わせてくれるよな」
「そんな雰囲気がありますね」
「そうだよな」
「そうですね、私も思います」
 静夏も笑顔で話した。
「宮藤少尉と共に」
「お前ここでも芳佳かよ」
「駄目ですか?」
「少尉になったのはお前の方が先だろ」
「ですが私にとっては先輩です」
 静夏は直枝に強い顔と声で言い返した。
「ですから」
「それだけかよ」
「それだけです」
 この言葉は意地になっているものだった。
「私にとっては」
「どうだからな、何かお前ってな」
 直枝は少し意地悪そうな顔になって腕を組んで言った、自然と目は静夏を横に見てそのうえで話しているものになっていた。 
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