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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百五十九話 一つになってその四

「思う存分相手をしよう」
「いや、俺戦闘要員でないですから」
 智樹は王馬にすぐに言葉を返した。
「ですから」
「戦うことはしないか」
「はい、そういうのはちょっと」
「ならいいがな、戦闘だけではない」
「そうですよね」
「サポートもだ」
 これもというのだ。
「しっかりとしないとな」
「だからですね」
「そちらを頼む」
「わかりました」
「ではな、あとだ」
「あと?」
「戦闘はしないというが」
 王馬は智樹をじっと見据えた、そのうえで言うのだった。
「相当な修羅場を潜ってきているな」
「まあ毎日大変ですから」
「戦場にある様なものだな」
「ええ、何度死にかけたか」
 智樹は過去のことを思い出しつつ王馬に答えた。
「もう毎日みたいに」
「やはりそうか、気配でわかった」
「それで、ですか」
「そうした者の気配を感じる」
「私もです」 
 ヴィルヘルムも言ってきた。
「桜井様からは尋常でない死の顎を潜り抜けたものを感じます」
「というか何があったのか」
 白老も言う。
「知りたいですな」
「もう話すと長いです」
 智樹は二人にもこう話した。
「本当に毎日俺じゃないと死んでますから」
「俺なんか今の世界に行く時に死んでこの世界でも何度も死んでるけれどな」
 和真は自分のことを言った。
「智樹も凄いみたいだな」
「もう毎日戦場と同じですからね」
 智樹は二頭身で腕を組んで述べた。
「それこそ」
「そういえばですけれど」
 メリダが言ってきた。
「桜井さんおトイレから海に流されたことがあったんですよね」
「ああ、濾過されていってな」
「物凄い経験ですね」
「プールからもあったよ」
「それでお家が誘爆する中を進んだりとか」
「あの時はよく生きてたな」
「本当に戦われないんですよね」
 そこまで死線を潜り抜けてきてとだ、メリダは唖然となった。
「それでも」
「俺は本当に戦わないからな」
「そのことは間違いないんですね」
「絶対にな」
「そうなんですね」
「ああ、しかし皆可愛くて奇麗だけれどな」
 智樹は今度は集まっている少女達を見て言った。
「皆何かあって触っただけでも危なそうだな」
「触ったら死ぬわよ」
 タツマキの言葉は本気だった。
「粉々にするわよ」
「やっぱりそうしてきますよね」
「絶対にね」
 本気の言葉のまま言い切った。 
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