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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百五十五話 勇者達が手にするものその五

「しかしだ」
「スサノオはですね」
「おそらく奴が仕掛けた無数の世界でもだ」
「一番ひねくれていますよね」
「そのひねくれ方は尋常ではない」
「正直僕達よりも上だね」
「そうね」
 沈雲と沈華も戦いつつ話した。
「あとディルクの旦那もだけれど」
「スサノオはまた別格だね」
「あそこまでひねくれた神様はいないですね」
 マジカロイド44も空を飛ぶそこから攻撃しつつ言った。
「人間でも」
「ううむ、では私の嫌がらせもだな」
 バニルはあらためて言った。
「奴にはどうということはないか」
「正直あの性格はないわよ」
 ニコが戦場に来ると共に答えた。
「うちの自称神も大概だけれど」
「スサノオはだな」
「もうね」
 それこそというのだ。
「そのひねくれ様ったらないから」
「だから延々と君達と戦ってだな」
「あちこちの世界に仕掛けてるのよ」
「戦いを通じて人間を見て楽しんでいるか」
「素直にありのまま見てればいいのにね」
 それがというのだ。
「そんなことを続けているのよ」
「まさにひねくれ者たる由縁か」
「そうよ」
 こうバニルに話した。
「あいつはね」
「そういうことか」
「そういうことよ、じゃあね」
「そのことを踏まえてだな」
「戦っていくわよ」
「わかった、では私の出来る限りのことをしよう」
 バニルはニコに答えた。
「嫌がらせもな」
「ええ、じゃあ頼むわね」
「承知した」
 バニルは不敵な笑顔になった、そうしてだった。
 己の攻撃でバグスターを四体一度に倒した、そしてさらに戦い続けた。 
 戦局は膠着していた、その戦局を見てマトリフは言った。
「このままやってくしかねえんだな」
「そうよ、もう焦ったらね」
 アクアが答えた。
「もうそれでね」
「こっちが負けるか」
「だってバグスターは倒しても出て来るのよ」
「倒した傍からだな」
「スサノオは幾らでも出せるから」
 怪人、彼等をというのだ。
「だからね」
「それでだな」
「もうね」
 それこそというのだ。
「このままの状況でね」
「戦っていくしかねえな」
「そうなのよ」
「焦っても意味がない」
 キンバリーは手術の用意を整えていた。
「患者が来れば手当をする」
「それだけか」
「そうだ。私はな」
「そうした戦いです」
「私達の戦いは」
「ですからもうです」
 天道いつき、むつみ、ななせも言ってきた。
「膠着が当然としてです」
「やっていきましょう」
「このまま戦っていきましょう」
「わかったぜ、こっちは戦ってきた年季もあるしな」
 マトリフは腰をどかっと下ろして言った。
「それ位はわかってるつもりだぜ」
「そこをあえて聞いたのか」
「誰か焦っている奴がいたらな」
 こうキンバリーに返した。 
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