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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百五十五話 勇者達が手にするものその四

「そうしたら耳に入るからね」
「ではそうするよ」
「それでね、それでチウ君あと十分位したら」 
 漆はゆんゆんのダメージが多いのを見て彼に話した。
「ゆんゆんちゃんのところに行ってくれるかな」
「そしてあの娘の代わりに」
「戦ってね、ゆんゆんちゃんは暫く休んでもらって」 
 彼女のことも話した。
「そしてね」
「そのうえでだね」
「回復してもらって」
 そしてというのだ。
「また戻ってもらうよ」
「うむ、戦局を見てくれるとな」
 ブラスは戦局を見て判断する漆を見て述べた。
「有り難い、宜しく頼むぞ」
「出来ることをさせてもらうよ、不幸になるのは僕達じゃないよ」
 漆はこうも言った。
「それはスサノオの方だよ」
「そうだ、我々に仕掛けて続ける限りだ」
 バニルも言ってきた。
「こちらもあらん限りの嫌がらせをしてやろう」
「そうそう、その意気だよね」
 漆はバニルに意気投合して応えた。
「それじゃあね」
「うむ、これからもな」
「あいつを不幸にしていこうね」
「その為に全身全霊を尽そう」
 実査にこう言ってだった。
 バニルは戦場に入ると己の魔法をこれでもかと使い戦った、そうしてバグスターの大群を倒しつつ言うのだった。
「実に心地いい」
「今日も強いですね」
「いやらしい戦い方ですね」
 沈雲と沈華が共に戦いつつ言って来た。
「その戦い方参考にしています」
「僕達も」
「スサノオにもそうして戦って」
「他の敵にもですね」
「そうだ、私の趣味だ」
 バニルは楽しそうに二人に答えた。
「敵に嫌がらせをすることがな」
「どうもせこいですが」
 マジカロイド44がその言葉に応えた。
「戦術戦略の基本ですね」
「相手の嫌がることをすることがな」
「左様ですね」
「だからだ」
 それが考えの原点であるからだというのだ。
「私もだ」
「その様にですね」
「戦っていくのだ」
「そしてスサノオにですね」
「思う存分嫌がらせをする」
「そういうことですね」
「あの、ですが」
 今度はミモザが支援をしつつ言ってきた。
「スサノオはむしろです」
「むしろというと」
「嫌がらせをされるとこれが人間の力かとか思って」
「かえって喜ぶか」
「相当おかしな神様ですから」
 それ故にというのだ。
「むしろです」
「ふむ、言われてみればそうだな」
 バニルは戦いつつミモザに応えた。
「スサノオならな」
「そう捉えますね」
「私も根性が曲がっているが」 
 バニルは自分をこう思っているのだ。 
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