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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード ~歌と魔法が起こす奇跡~

作者:黒井福
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無印編
  第59話:最悪の鶴の一声

 
前書き
読んでくださりありがとうございます! 

 
 スカイタワー周辺のノイズ掃討を終えた奏達が、未来からの通信の後にリディアンまで戻ってこれたのは日が暮れてからだった。
 本部とは通信が出来ず移動手段も確保できなかった為徒歩で移動した結果、こんな時間になってしまったのだ。

「こ、こいつは────!?」

 戻ってきた奏達を迎えたのは、最早瓦礫の山となったリディアン音楽院の姿だった。目に見えて分かる火の手は無かったが、まだどこかで燻っているのか所々で黒煙が上がっている。
 学院の無残な姿に、響は堪らず声を上げた。

「未来ぅ!? 皆ぁっ!?」

 廃墟と化した学院に響く悲痛な声。
 それに答えたのは未来でも他の友人でもなく、ましてや味方ですらなかった。

「漸く戻って来たか。遅かったな?」

 そう言葉を口にするのは、瓦礫の一つの上に佇む了子だった。この惨状の中、汚れ一つない白衣の裾を風に靡かせて佇む姿は不気味ですらある。

 彼女の姿に、奏達は警戒して構えた。既にクリスと透により、彼女が敵であるという事は周知の事実だからだ。

「あんたがこれをやったのか、了子さん? いや……フィーネ!」
「櫻井女史! 貴女は本当に、私達の敵なのですか!?」
「了子さん!」

 奏が、翼が、そして響が、事の真意を聞き出そうと了子に問い掛ける。
 それに対して、クリスは今にも噛み付かんばかりの目で了子を睨み付けていた。

「無駄だ! こいつは他人の事なんて何とも思っちゃいない。透を簡単に売る様な血も涙もない女だ! お前らの事だって、道具としてしか見ちゃいねえ!」

 クリスの言葉に、響は強くショックを受けたような顔になる。対するフィーネはと言うと、クリスからの言葉に寧ろ怪しげな笑みを浮かべていた。

 こちらを侮蔑するかのような了子の笑みに、奏は周囲を警戒しながら問い掛けた。

「笑ってないで、こっちの質問に答えちゃくれないかね?」
「そうだな……いいだろう、答えてやる。そうだとも、これは私がやった事だ」
「そんな、了子さん!?」
「尤も、私1人ではないがな」

 了子がそう口にした瞬間、あちこちからメイジが姿を現した。その数、軽く数えただけで20人は居る。いつぞやの倍だ。
 その中には当然メデューサとヒュドラの姿もある。2人は己の得物を手に、了子の前に立ち塞がるように移動した。

 幹部2人までが出てきた事に、透はクリスを庇う様に前に出る。彼が前に出てきたのを見て、周囲のメイジ達が一斉に身構えた。

 一気に周囲に殺気が漂い始める中、奏と翼はそれに飲まれる事なく了子を睨み続けた。

「一体何が目的なんだ!」
「私達を、司令までをも謀って、何を求めているのですか!?」

 2人の問い掛けに対し、了子は蝶の形の髪留めを外す事で答えた。するとその瞬間、彼女の体が光に包まれその姿を了子としての姿から金色のネフシュタンの鎧を纏ったフィーネとしてのそれに変じさせる。

 それこそが全ての答え。クリスと透の証言が正しい事の証明であり、彼女が敵であるという事の表れでもあった。

「それが、あんたの正体か」
「そうさ。櫻井 了子と言う人物は既に存在しない。肉体は先立って食い尽くされ、意識は12年前に私に塗り潰された」

 彼女──フィーネは超先史文明期の巫女であった。それが遺伝子に己が意識を刻印し、その血を引く者がアウフヴァッヘン波形に接触した際にフィーネとしての意識と記憶、そして能力が再起動するように仕組んでいたのだ。

「12年前!?」
「ついでに教えておくと、フィーネとして目覚めたのは私1人ではない。歴史に記される偉人、英雄……世界中に散った私達はパラダイムシフトと呼ばれる歴史の転換期に幾度も立ち会ってきたのだ!」
「まさか、シンフォギアシステム!?」
「そのような玩具、為政者からコストを捻出する為の副産物に過ぎん」

 奏達にとっては正に驚愕の事実。今までずっと味方だと思っていた相手が、自分達と出会う前から敵だったと言うのだ。

 そこで奏はふと気付いた。了子がフィーネであり、自分達と出会う前から何かを企んでノイズを使役していたと言うのなら────

「一つ、聞いてもいいか?」
「最初の答えを聞く前に二つ目の質問とは、随分と欲張りだな。まぁいい、聞いてやる」
「5年前、皆神山の遺跡でアタシの家族を奪い、颯人を大怪我させたノイズ。あれはあんたの仕業なのか?」

 それは奇しくも颯人がフィーネと戦う直前にしたのと全く同じ質問だった。揃って同じことを訊ねてくる颯人と奏に、フィーネは胸の内側に湧き上がった苛立ちを笑う事で誤魔化しながら答えた。

「ク、ハハハハハッ! お前も明星 颯人と同じ質問をするのだな。あぁそうとも。あれは私の仕業だ!」

 それだけではない。2年前のライブは勿論、広木防衛大臣暗殺も彼女の仕業だった。聞いてもいないのにつらつらとその事を述べるフィーネに、奏の顔が怒りに歪む。

「テメェ…………待てよ? 颯人と同じ質問? おい、颯人はどうした!?」

 同じ事を問い掛けたという事は、颯人もフィーネと戦ったのだという事に気付いた奏。しかしこの場に彼の姿は見当たらず、敵には幹部が2人も健在。
 その状況に嫌な予感を感じた奏が誰に訊ねるでもなく颯人の姿を探すと、メデューサが何かを奏に向けて投げつけた。

 思わずそれをキャッチするが、手に収まった物を見て奏は目を見開いた。そこにあったのは、颯人がよく最初に変身するフレイムスタイルのウィザードリングだったのだから。

 颯人が手放すとは思えないそれを、事もあろうにメデューサが持っていた。その事に奏は嫌な予感がどんどん強くなるのを感じ、呼吸が荒くなる。

 そんな彼女の様子に、メデューサは然も愉快と言いたげに颯人がどうなったのかを口にした。

「ウィザードなら死んだよ。木端微塵になってな」
「ッ!?!?」
「なっ!?」
「そんなッ!?」
「嘘だろ!?」

 メデューサから聞かされた颯人の末路に、奏は勿論翼も響も、クリスですら言葉を失った。透も悲痛な顔をするが、それでも隙は見せまいと心を律し周囲に対する警戒を強めた。相手の心を揺り動かし隙を作るのはメデューサの常套手段だという事を知っているからである。

 颯人の死と言う事実に、奏は足から力が抜けその場にへたり込んでしまう。それを見てフィーネは喜悦に顔を歪めて声高々に叫んだ。

「これが私の願いの邪魔をした者の末路。そしてこれこそが私の長年の悲願!」

 次の瞬間大地が揺れ動いた。一瞬地震かと思ったがそうではなかった。

 揺れに合わせて地面から突き出る巨大な柱。天をも貫かんばかりに聳え立つその姿に、奏以外の全員が目を見張る。

「あ、あれはッ!?」
「これこそがカ・ディンギル! 今宵私は月を穿ち、人々の相互理解を妨げる呪いを打ち砕き、世界を再び一つに束ねるのだ!」

 想像を絶するカ・ディンギルの出現とフィーネの野望に、装者達は言葉を失った。

 しかし、フィーネの野望を聞いて黙っていない者達が居た。メデューサ達ジェネシスの魔法使いだ。

「待て! 貴様、月を穿つだと? そんな事は聞いていないぞ!?」
「言ったら、お前たちは私に協力したか?」
「する訳がない! 月はミスター・ワイズマンがサバトを行う為に必要不可欠な存在。それを奪われるなど、看過できる訳がないだろうが!?」

 ジェネシスが行うサバトは、日蝕により高まった魔力が必要不可欠なのだ。自然・意図的関係なく、日蝕でなければサバトに必要な魔力は得られない。それは魔法使いを増やして戦力を増強させたいジェネシスにとっての死活問題でもあった。

 だがそもそも、彼女は何故月を破壊したいのだろうか?

「櫻井女史、いやフィーネ! 月を穿つなど、何故そのような事を!?」

 別に答える必要も無い煩わしい質問。しかしフィーネは、覇気を失い座り込む奏と装者達を守る為か前に出た透、そして彼に寄り添うように立つクリスを見て口を開いた。

「私はただ、あの御方と並びたかった。その為に、あの御方へと届く塔を、シンアルの野に建てようとした。だがあの御方は、人の身が同じ高みに至る事を許しはしなかった! あの御方の怒りを買い、雷霆に塔が砕かれたばかりか、人類は交わす言葉まで砕かれる。果てなき罰、『バラルの呪詛』をかけられてしまったのだ!」

 そのバラルの呪詛の源こそが月。月とは、古来より不和の象徴として伝えられてきたがその理由がこれであった。

「人類の相互理解を妨げるこの呪いを、月を破壊する事で解く! その為のカ・ディンギル! 天にも届く一撃を放つ荷電粒子砲だ!」

 フィーネの言葉を合図にしたかのように、カ・ディンギルの先端に紫電が走る。それは明らかにエネルギーの充填。発射準備が整いつつある証だった。

 当然、それを黙って見ている訳がない。それは装者達もそうだが、メデューサ達も同様だった。

「させると思うのか!」
「私と一戦交えるか?」
「当然だ! 全員! なんとしてでも────」

 その場の魔法使い全員でカ・ディンギルを破壊しようと目論むメデューサ。フィーネはそれを1人で迎え撃つつもりで身構えた。元よりこのカ・ディンギルはウィズが妨害に入った事も考えて、設計当初よりもずっと頑丈に造ってある。それこそ何度も見た、エクスプロージョンを連続で喰らっても耐え切れるほどだ。
 雑魚魔法使いの攻撃など恐れるに足らない。そして幹部2人であれば、足止めだけなら可能である。フィーネはそう判断し、メデューサとヒュドラを抑えるべく鎖鞭を構えた。

 その刹那、戦場に新たな声が響いた。

「まぁ待ちたまえよ、メデューサ」
「ッ!? ミスター・ワイズマン!!」

 声のした方向……崩れた校舎の上を見ると、そこには空中からゆっくりと下りてくる色以外はウィズと瓜二つのワイズマンの姿があった。

 ジェネシスの首魁の登場にフィーネだけでなく翼達も身構えるが、彼が口にしたのは思いもよらない言葉であった。

「メデューサ、ヒュドラ。フィーネに協力しろ」
「なっ!? 何故ですか!? 月を破壊されたら、もうサバトは出来なくなります!?」
「別に良いではないか。サバトをすることが我らの目的ではないのだから。フィーネが世界を変え、それが我らによる新たな世界創造に繋がるのであれば、寧ろ願ったりかなったりだ」

 段々雲行きが怪しくなってきた。先程までは敵同士で潰し合いでもしてくれないかと期待していたが、ワイズマンの言葉が鶴の一声になりつつある。
 現にメデューサはまだどこか納得していない様子だったが、フィーネに向けていた敵意が薄れてきていた。ヒュドラに至っては既にフィーネなど毛ほどの興味も無い様子。

 周囲のメイジ達も同様だ。彼らは既に標的を彼女達に変えているらしく、包囲の輪を徐々に狭めてきている。

 そして遂に、ワイズマンからメデューサに決定的となる一言が放たれた。

「それとも、何か? お前は私の言う事が聞けないと言うのかね?」
「ッ!?!? い、いえ、その様な事は────!?」
「では、分かるな?」
「…………はい」

 メデューサはワイズマンに深く頭を下げると、ライドスクレイパーを構え翼達と相対した。

 今この瞬間、ジェネシスは完全に敵となった。
 しかもその背後では、カ・ディンギルが月に向けて砲撃を放とうとしている。それが放たれ、月が穿たれた時、地表にどれ程の被害が齎されるか。想像もできないが、ただ月が見えなくなると言うだけでは済まされないだろう。

「くぅ────!?」

 翼は冷や汗を流した。状況はかなり悪い。敵はこちらの倍、質も量も向こうが上だ。しかもこちらは戦力の一角である颯人を欠き、彼の生死が不明な現状に奏の精神が不安定となっている。そして精神の不安定化はシンフォギア装者にとってそのまま戦力のダウンに繋がってしまう。

 危機感を抱かずにはいられない。

 その翼の前で、奏が徐に立ち上がった。

「か、奏?」
「奏さん!?」

 先程まで心折れたと思っていた奏が突然立ち上がった事に、翼と響が彼女を見る。
 奏は自分が注目されている事に気付き、奏は2人に笑みを向けた。それは翼達から見ても明らかに無理をして作っている笑みだが、そこには確かに絶対に折れまいとする強い意志を感じさせるものだった。

「颯人は、きっと大丈夫だ。あいつがこんな事で死ぬ訳がない…………そう信じてる」
「奏…………うん、きっとそうよ!」
「そうですよ! 颯人さんだったら、ここぞってところでひょっこり出てきます!」
「けっ! あのふざけたペテン師が、こんな所で簡単にくたばるタマかっての!」

 強い意志の力で持って自らを奮い立たせる奏に、翼と響、クリスが続いた。彼女達が闘志を取り戻すのを見て、透もメデューサ達を力強く見据えた。

 5人が戦う意思を見せたのを見て、メデューサ達も殺気を強める。

「止められるものなら、止めてみせろ!!」
「忌々しいシンフォギア装者と裏切り者……今日こそは!」
「テメェら全員、地獄に叩き落してやるぜ!」

「行くよ、皆!」
「えぇ!」
「はい!」
「おう!」

 奏の声を合図に、装者はシンフォギアを纏い透はメイジに変身する。

 そして遂に、戦いの幕が切って落とされた。




***




 一方地下では、現状を少しでも好転させようと二課職員達が駆けずり回っていた。彼らはそれぞれ、通信などの再開や本部に繋がるシェルターの生存者の救出と役割を分担して行動している。

 その中にウィズの姿はない。アルドから報告を受けるなり、彼は一目散に司令室を後にしてしまった。
 あとに残されたアルドは、何も言わずに姿を消したウィズに文句を口にする事も無く二課職員を手伝っていた。

「誰か、助けてよぉぉぉッ!」

 そこで突然聞こえる、助けを求める声。どうやら近くのドアから聞こえるようだ。アルドは大体の見当を付けて声のしたドアに近付くと、向こう側に居るだろう声の主に話し掛ける。

「誰か居るのですか!」

 果たして、返事は確かに話しかけたドアの向こうから返ってきた。

「助けてください! ドアが明かなくて……」
「分かりました。危ないですから、ドアから離れてください」

 アルドが告げると、ドアの向こうで気配が離れていくのを感じた。声の主──声からして恐らくリディアンの生徒──はしっかり離れてくれたらしい。

 それを確認するとアルドはハーメルケイン・レプリカを手に取り、ドアに向け数回振るった。

 如何に模造品とは言え、元となったのが強力な斬撃力を持つ武器だ。鋼鉄であれただのドア程度なら熱したナイフでバターを切る位に容易い。
 易々とドアを切り裂き室内に入ると、そこには案の定少女が3人居た。彼女達はドアを切断と言う形でとは言え開けてくれたアルドに感謝しようとして──────

「あ、ありが……え?」
「え、え~っと……」
「まぁ────!?」

 あまりにも予想外のアルドの容姿に言葉を失った。確かに、通常の感性しか有していないだろう少女達にとって、アルドの恰好は常軌を逸したものだろう。しかもその手には剣の様な物を持っているのだから猶更だ。

 だがアルドがその事を弁明する前に、未来を始めとして弦十郎や朔也達オペレーター陣も室内に入ってきた。

「この区画の電力は生きているようです!」
「他を調べてきます!」

 朔也とあおいがコンソールを操作する中、慎次は他の生存者の確認に動き、弦十郎と未来は3人の少女──弓美・創世・詩織だ──に事情なんかを説明している。

 最初こそアルドの容姿に度肝を抜かれていたが、政府の組織が救助に来てくれたと言う事実に落ち着きを取り戻したようであった。

 そこで、コンソールを操作していた朔也がある程度の操作を取り戻したことを告げる。

「モニターの再接続完了。こちらから操作できそうです!」

 そう告げて朔也がコンソールを操作すると、ディスプレイに地上からの映像が映し出された。
 映し出されるのは天高く聳え立つ巨大な塔と、その真下でフィーネやメイジ達と戦う4人のシンフォギア装者、そして1人の魔法使いだった。

 あまりにも現実離れしたその光景に、弓美達3人は言葉を失う。

 そこにウィズが戻ってきた。

「ここに居たのか、アルド」
「ウィズ、どちらへ?」
「言うまでも無いだろう」
「あ! さっきの魔法使いさん!」

 突然姿を現したウィズに、先程彼に助けられた弓美が声を上げるが彼は特に気にした様子を見せない。
 弦十郎は彼の様子から、どこか先程よりも疲労が増しているような印象を受けた。

「戦況はどうなっている? 地上の方は?」

 弦十郎の視線に気付きはしたが、話すのも面倒だと感じたのかウィズは先に主導権を握り状況の把握に動いた。
 背後の無言のやり取りに気付くことなく、オペレーター2人は地上の様子を話し始めた。

「現在はあまり良い状況とは言えませんね。とにかく敵が多すぎる」
「奏ちゃん達が頑張ってくれてますが、どこまで持つか……」
「何より、カ・ディンギルと思しき巨大兵器が既に起動しているのが不味い。このままだと……」

 芳しいとはとてもではないが言えない戦況に、ウィズは仮面の奥からディスプレイを睨み付けるように眺めた。

 そこでは、今も尚奏達5人がジェネシスの魔法使いとフィーネを相手に激しい戦いを繰り広げている真っ最中であった。 
 

 
後書き
と言う訳で第59話でした。

メデューサ達はフィーネが月の破壊を企てている事を知りませんでした。ですので初期段階では二課・フィーネ・ジェネシスの三つ巴の戦いになる予定でしたが色々あってワイズマンの一声でジェネシスがフィーネに与する事になりました。

奏が颯人の安否不明に一瞬折れかけていますが、流石にそこまで心弱くはないだろうと思ったので何とか立ち直らせました。と言っても、内心ではまだ揺れ動いてますけどね。

次回からは本格的な最終決戦第1幕。どんな戦いになるのか?そして颯人はどうなったのか?

次回の更新もお楽しみに!それでは。 
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