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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百二十六話 夜の世界その三

「じゃあな」
「それなら」
「お互いで砕けた口調で話そうな」
「それでは」
 クーファは如月の言葉に頷いた、そのうえで静かな口調はそのままだがこう名乗った。
「俺のことを名乗らせてもらう」
「それじゃあな」
「俺は確かに人間じゃない」
「ああ、身体はそうだな」
「身体は」
「人間は心でなるものだってな」
 こう言うのだった。
「俺は考えているんだ」
「だからか」
「クーファさんの身体がどうであれ」
「心が人間ならか」
「クーファさんは人間だと俺は思う」
 こうクーファに話した、それも笑顔で。
「あとこれからは敬語で話しますんで」
「俺が年上だからか」
「はい、宜しくお願いします」
「そうか、君は出来た人の様だな」
 クーファは如月のこれまでのやり取りからそのことを察して口元だけで笑ってそうしてさらに話した。
「お嬢様と戦ってくれる人として有り難い」
「お嬢様?」
「折れん世界のことを話させてもらう」
 これよりというのだ。
「そしてだ」
「俺達もですね」
「君達の世界そして君達のことを話してくれるか」
 如月の目を見て話した。
「君達が仮面ライダーだと思うからな」
「はい、俺は仮面ライダーです」
 実際にとだ、如月はクーファに答えた。
「仮面ライダーフォーゼです」
「俺は仮面ライダーメテオです」
 朔田も自分のことを話した。
「俺達二人が仮面ライダーです」
「そして俺も変身出来ます」
 歌星も言ってきた。
「仮面ライダー部の部員は全員」
「そうか、なら話は早い」
 クーファな静かな声で述べた。
「ここに仮面ライダーがいると聞いて来たが」
「別の世界からですね」
「それで来たが」
 それでもというのだ。
「本当に話が早い」
「その世界はですね」 
 如月はクーファにさらに言った。
「どんな世界か」
「俺も今から話すが」
「少し待ってくれますか」
 話をするにはとだ、歌星はクーファに話した。
「まだ皆来ていないので」
「だからだな」
「はい、皆が来てから」
 そのうえでというのだ。
「お互いにお話しましょう」
「それではな」
「あらためて」
「それでお茶は何を飲みますか?」
 如月は笑ってだった、クーファにもこの話をした。
「一体」
「お茶か」
「色々ありますけれど」
「紅茶がいいか、今は」
「紅茶ですか」
「コーヒーもいいが」
 今はそれではなくというのだ。
「それにするか」
「それじゃあ淹れますね」
「いや、気を使わなくていい」
 それはとだ、クーファは如月に謙虚な声で返した。
「それには及ばない」
「そうですか」
「紅茶の葉とお湯の場所を教えてくれたらな」
 それでというのだ。 
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