| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第四百二十六話 夜の世界その一

                第四百二十六話  夜の世界
 如月弦太朗はこの時流星学園の仮面ライダー部の部室にいた、そこで自分と共にいる歌星に言った。
「そろそろ来るな」
「別の世界からか」
「ああ、そんな予感がするだろ」
「俺はしない」
 歌星は落ち着いた声で答えた。
「全くな」
「そうか?」
「俺はお前と違う」
 だからだというのだ。
「勘はよくない」
「だから」
「そんな感じはしない」
 こう言うのだった。
「全くな」
「そうなんだな」
「むしろ今はザイアの方が気になる」
「あの会社か」
「あの天津とかいう社長は何でもない」
 歌星は彼はいいとした。
「別にな」
「大した人じゃないか」
「偉そうにしているだけだ」 
 それに過ぎないというのだ。
「何でもない、しかしだ」
「本社の方か」
「そちらが気になる」
 こう如月に言うのだった。
「俺はな」
「そちらか」
「そうだ、一体どんな組織でだ」
 本社、そちらはというのだ。
「そしてそのトップだ」
「どんな社長か」
「会長かも知れないが」
「どっちにしろトップか」
「一体どんな奴かな」
「気になるか」
「今の社長はライダーのスペックと地位に頼っているだけでだ」
 そうした人物に過ぎずというのだ。
「敵ではない」
「俺でも勝てるか」
「お前なら一瞬で倒せる」 
 天津劾、この輩はというのだ。
「相手にもならない」
「それ位か」
「お前とあの社長では経験が違う」
「戦いのか」
「人間としての経験もな」
 こちらもというのだ。
「全く違う」
「だからか」
「お前とあの社長が戦うとだ」
 それこそというのだ。
「一瞬で終わる」
「俺が勝ってか」
「だから俺はあの社長はもう見ていない」
「本社の方か」
「気になるのはな、しかしここにだな」
「ああ、そろそろ来る」
 如月は歌星に笑ってあらためて話した。
「他の世界からな」
「そしてか」
「俺達はまた別の世界に行くんだ」
 こう言うのだった。
「そしてスサノオと戦うんだ」
「そうなるか」
「その用意はいいか」
「そちらのことも出来ている」
 歌星はすぐに答えた。
「だからな」
「安心していいな」
「そしてその世界でもな」
「一緒に戦ってくれるんだな」
「当然だ」
 やはりすぐに答える。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧