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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百二十五話 最高の料理その十六

「駄目よね」
「君がそうしたいならいいが」
「それも何か、だし」
 要するに癪だというのだ、恵にしても。
「それじゃあ」
「次の世界でまた会おう」
「何て勝手な神様なのかしら」
「人間なら絶対に嫌な奴ね」
「間違いなくね」
 悠姫と涼子も言う。
「そうなっていたわね」
「そうよね」
「ははは、ではその嫌な奴に付き合ってくれるか」 
 そう言われても動じない神だった。
「次の世界でもそのまた次の世界でも」
「こうなったらね」
「乗り掛かった船だしね」
「とことんまで戦って」
「その都度ぎゃふんとやらせてみたいわね」
「その申し出承った」
 斎藤は謹厳な声で述べた、今は両目を閉じている。
「この度のシーフードカレー以上のものを作ってしんぜよう」
「俺もだ」
 チキンカレー、軍鶏のそれを作った美作も言う。
「今度も美味いもので勝ってやる」
「それではだ、また次の世界でだ」
「俺達ともか」
「戦おう、では諸君私は去る」
「とっとと去れって言いたいね」
「そうだな」
 タクミはイサミのその言葉い頷いた。
「本当にな」
「本音で言うとね」
「俺も同じ考えだ、だが人の話を聞く奴じゃない」
 アンクが二人に話した。
「だからだ」
「ここは見送って」
「そうしてですか」
「また次の世界だ」
 そこでというのだ。
「会おう」
「ああ、じゃあまた美味いもの作るからな」
 幸平は笑って応えた。
「楽しみにしてくれよ」
「私は食べないがそうさせてもらう」
「じゃあな」
「うむ、これで去らせてもらう」
 幸平とは普通にやり取りをしてだった。
 スサノオは大爆発の中で姿を消した、こうしてこの世界での戦いは終わった。それでライダー達も変身を解き。
 戦士達は元の場所に戻った、すると薙切が言ってきた。
「では勝利の祝いでだ」
「これからですか」
「わしが用意した馳走を楽しんでくれ」
「これ以上はないまでのご馳走だよ」
 火野に薙切だけでなく鴻上も笑顔で言ってきた。
「諸君、喜んで楽しんでくれ給え」
「美酒もある」
 薙切はそちらの話もした。
「今日はしこたま酔うのは」
「はい、それではです」
 一色は明るい笑顔で褌一枚になって応えた。
「楽しませてもらいます」
「君今も裸になるんだ」
「こうした時こそなるものですよね」
「そうかな、まあとにかく戦いは終わったしな」
「ならですね」
「今は楽しもうか」
 火野は一色に応えてだ、そうしてだった。
 戦士達の先頭に今も立ってだった、美酒に美食を楽しんだ。戦士達は今は勝利を祝って心ゆくまで飲んで食べた。


第四百二十五話   完


                  2020・5・23 
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