仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四百二十五話 最高の料理その九
「私も作ってみます」
「丸井君とおでん勝負かな」
「そういうつもりでなくても」
それでもというのだ。
「私も」
「楽しみにさせてもらうな」
「こちらこそ」
「それで今はラーメン食うな」
トップスピードはこの言葉と共に女木鳥からラーメンを受取って麺を食べはじめた、そうしてこんなことを言った。
「噂通りの美味さだな」
「十杯はいけます」
「そりゃ食い過ぎじゃねえか?」
兼続には笑って返した。
「十杯は」
「そうでしょうか」
「幾ら何でもな」
「では九杯で」
「それも多いな」
九杯でもというのだ。
「何杯も食えるっていってもな」
「では八杯」
「いや、少しずつ減らしてもな」
「同じですの」
「こう言ったらどうにもならないだろ」
「私十二杯ね」
十兵衛は食べつつ言った。
「それだけね」
「増えてるしよ」
トップスピードは十兵衛にも突っ込みを入れた。
「かえって」
「駄目かな」
「本当にそれだけ食うよな」
「うん、食べるよ」
「だから余計に凄いな」
「じゃあトップスピードもそれだけ食べる?」
「俺はラーメンは三杯でいいよ」
それだけでというのだ。
「他のも食ったしな」
「私も他にも食べてるよ」
「それで十二杯かよ」
「うん、食べるよ」
「っていうか食えるんだな」
「一体何処に入るか不思議だが」
タウラスのアルデバランはこのことが気になった、だがそこから持ち前の鷹揚さを出してそうして言った。
「だが食えるならいいな」
「そうだよね」
「俺も十二杯食うか」
自分もというのだった。
「そうするか」
「じゃあ一緒に食べよう」
「そうするか」
二人で意気投合して女木鳥のラーメンを食べていく、戦士達はとにかく今は食べつつそうして戦っていた。
ただ叡山の料理については。
「ちゃんとお料理作れたんですね」
「そりゃ率直言い過ぎだろ」
川神舞に眉をしかめて返す。
「幾ら何でも」
「ですが皆さんが言われるには」
「俺の料理はか」
「勝負をしている人への嫌がらせで」
叡山にさらに言う。
「相手の人の味を損なう様な」
「妨害料理か」
「それを解くとされているとか」
「あとあれだよね」
ネロも言ってきた。
「買収もしたんだよね」
「食戟だな」
「そうだよね、君は」
「実際にどっちもしたけれどな」
叡山自身そのことを否定しない、事実だからだ。
「それでも今回はな」
「してないんだ」
「当たり前だろ、お前等に食わせる為の料理だぞ」
今作って出しているものはというのだ。
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