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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百二十五話 最高の料理その七

「ラーメンといっても色々だな」
「こってりもあればあっさりもある」
「今は皆にはこのラーメンがいいと思ってな」
 それでというのだ。
「出してみたが成功だったな」
「大成功だよ」
「今の状況だとね」
「本当にそうよね」 
 雪梅とノアも食べながら言う。
「戦いはこれからだし」
「その状況だとね」
「あっさりしたものを何杯も」
「それがいいのよね」
「そう思ってこうしたラーメンにした」
 女木鳥はまた言った。
「それが成功して何よりだ」
「うん、どんどん食べるね」
 インデックスも食べている。
「私も」
「おい、お前の場合何十杯だろ」
 そのインデックスに当麻が言う。
「そうだろ」
「駄目?」
「俺がいいからいい」
 女木鳥がこう言った。
「百杯でも食ってくれ」
「それじゃあね」
「俺は遠慮は好きじゃないからな」
「そう言ってくれると何よりです。俺もこうした時に食わないと」
 当麻もラーメンを食べつつ言う。
「下手したら食うものない時もありますからね」
「それは極端だけれど」
 それでもとだ、紗夜が言ってきた。
「当麻は本当にそうだから」
「ああ、お金もなくて運もな」
「ないから」
「いつもどうなるかわからないんだよ」
 生活、それすらというのだ。
「明日食うお米だってな」
「ないのね」
「ああ」
 そうした状況だというのだ。
「だからな」
「戦いの時にこそなのね」
「食ってるんだよ」
 ここぞとばかりにというのだ。
「俺もな」
「私何時でもだよ」
「それ俺の金だろ」
 当麻はインデックスにまた言った。
「本当にな」
「悪いかな」
「言っても仕方ないからな」
 その善悪をというのだ。
「だからな」
「言わないのね」
「俺元々金に縁ないしな」
 当麻はこうも言った。
「だからな」
「それじゃあこれからも食べていいのね」
「逆に聞くけれど食うなって言ったらどうするんだよ」
「その時は当麻噛むから」
「そうだよな、だからな」
「これからも食べていいのね」
「仕方ねえからな」
「何か人間関係って色々だな」
 昴は一式の作った鰻丼を食べつつしみじみとした口調で述べた。
「見てみるとな」
「凄い人間関係ばかりね」
 ベアトリスも一色が作った鰻丼を食べている、そのうえでの言葉だ。
「見てみる」
「ああ、俺達も凄いけれどな」
「それ以上の関係も多いわ」
「個性自体濃い人も多いしな」
「というかそうした人しかいないし」
「だから面白いけれどな」
 トルコも言ってきた、見れば彼も鰻丼を食べている。 
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