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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百二十五話 最高の料理その四

「君と君のそっくりさんは」
「うむ、私もそう思う」
 緋沙子もリップルにはこう言った。
「君はだ」
「それなら」
「そういうことでな」
「流石にこうしたことは弁えないといけないですね」
 シューベルトも必死の顔で言う。
「何かと関係がありますから」
「そうよね」
「全くです」
 シューベルトは歌笛にも答えた。
「こうしたことは」
「俺だってももちゃんは大事にしてるぜ」
 黒木場はブイヤベースを作りつつ言った。
「何があってもな」
「というか絶対によね、そこは」
 アリスもその彼に何も言わない。
「やっぱり」
「ああ、中身のことでな」
「大事なことよね」
「本当にな」
「そうよね」
 こう言ってだ、そしてだった。
 アリスも今は真面目な顔で言った。
「私だって同業の人じゃないけれど」
「そういえばお嬢も」
「そうなってるからね」
「そのことは大事ですね」
「ええ、だからね」
 今はステーキを焼きつつ黒木場に応える、ハイテク設備を整えてのそれも随分と見事なものである。
「やっぱり言う相手はね」
「選ばないとですね」
「そうなのよね」
「さもないと大変なことになるで」
 アナスタシアはそのステーキを待ちながら言ってきた。
「大炎上する場合もあるさかい」
「大炎上ですか」
「そやで、他にもちょっとしたことで怒って言って」
 そしてというのだ。
「炎上とかなるさかいな」
「ひょっとして身に覚えあります?」
「それは内緒やけどな」
「はい、内緒にしましょう」
 桃はアナスタシアに必死の顔で応えた。
「そのことは」
「桃ちゃんもそう思うやろ」
「私はアナスタシアさんとは絶対の関係にありますから」
 だからだというのだ。
「言わせて頂きます」
「そやねんな」
「はい、何があろうとも」
「ほなここは」
「内緒にしましょう」
「絶対に何かあるけれどな」
 幸平はそのアナスタシア達を見ながら呟いた。
「俺達突っ込めないからな」
「絶対に突っ込むなっ」
「そう、何があってもよ」
 緋沙子だけでなく悠姫も言う、それぞれの料理を作りつつ。悠姫は鹿肉のソテーを作っている。
「大先輩でしょ」
「苺久保先輩と同じ理由でだ」
「こうしたことは気をつけないとな」
「本当にやばいからな」
 青木と佐藤は二人ですき焼きを作りつつ言う。
「俺達にしてもな」
「先輩は立てないと駄目だぜ」
「何か色々人間関係があることはわかっている」
 鴻上はケーキを作っている、その中での言葉だ。
「だがそれもまたよしだ」
「いいんですか?」
「人間はそうしたものもあってこそだ」
 まさにとだ、鴻上は悠姫に笑って答えた。 
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