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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百二十二話 神と戦う者達その一

                第四百二十二話  神と戦う者達
 ライダーが遠月寮に入ると白いあちこち尖った髪に気の強そうな黒い瞳の老婆がいた、年齢は感じさせるがスタイルはよく顔に皺があるがきりっとした顔立ちだ。姿勢もいい。
 その彼女がライダー達を見て笑って話した。
「皆いい顔をしてるね」
「はい、この人達がです」
 一色が老婆に礼儀正しく話した。
「仮面ライダーの人達です」
「そうなんだね、料理人には見えないからね」
「おわかりですか」
「ああ、どの人もね」
 こう一色に言うのだった。
「かなりのものだよ」
「そうですか」
「ああ、後ね」
「後?」
「名乗っていいかい?」
 こう言うのだった。
「そうしても」
「はい、もうここにいる人達は皆です」
 一色は老婆に明るく話した。
「名乗っています」
「そうだね、あたしは大御堂ふみ緒」
 こう名乗った。
「この寮の管理人さ」
「そうなんですね」
「ああ、それで嬢ちゃんは料理を作るね」
 白石にはこう言った。
「そうだね、そっちの嬢ちゃんも」
「はい、私達はです」
 泉はすぐに大御堂に答えた。
「クスクシエというお店で、です」
「料理を作ってるんだね」
「そうしています」
 実際にというのだ。
「私達の世界で」
「そうなんだね」
「おうおばさんいい料理作ったんだけれどな」
「食べてくれますか」
 赤い見事な髪に蜥蜴のそれに似た金色の瞳のやけにスタイルのいい女と赤い目に白い目の大人しい感じの白い肌の青年がここで来た、この二人もこの学園の制服を着ている。
「子羊のソテーですが」
「あたしは鰐のステーキだよ」
「よかったらです」
「食ってくれるかい?」
「頂くよ、それでね」
 大御堂は二人に話した。
「お客さんが来たよ」
「ああ、こっちの人達だね」
 女も火野達を見て言った。
「恰好いい人達ばかりだね」
「何か凄い人達だね」
 青年もライダー達を見て言う。
「雰囲気が違うよ」
「全くだね」
「ああ、それでだけれど」
 女は男に応えてさらに言った。
「これからだね」
「ライダーの人達も来てくれたし」
「戦いがはじまるんだね」
「そうなるね」
「その前にだ」 
 女木鳥が二人に言ってきた。
「二人共ライダーの人達に名乗ってくれるか」
「うん、わかったよ」
「それじゃあね」
 男も女も女木鳥の言葉に応えてだった。それぞれ名乗った。まずは男からだった。
「司英士です」
「小林竜胆だよ」
 女も名乗った。
「この学園の卒業生だよ」
「卒業したばかりですが」
「ちなみに十傑の第一席と第二席だったんですよ」
 幸平が二人のことをライダー達に話した。
「二人共凄い人達です」
「いや、俺は料理以外は何も出来ないから」
 司は幸平の今の言葉にこう返した。 
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