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星河の覇皇

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第七十五部第五章 宣戦布告その二十八

「全人類に見せるのだ」
「連合にもマウリアにもですね」
「そしてエウロパにも」
「サハラ全土だけでなく」
「他国にもですね」
「見せる、ではだ」
 これよりというのだった。
「私は食事を終えるとだ」
「そこからですね」
「政務に戻られ」
「国境に着いたなら」
「いよいよ」
「宣戦布告を行う」 
 まさにそれをというのだ。
「そして後は君達に任せる、何かあればだ」
「その時はですね」
「ことの全てをですね」
「報告する」
「そのことはですね」
「政務は任せるがだ」
 しかしというのだ。
「このことはだ」
「はい、わかっております」
「国の動きは全てお知らせします」
「その様にします」
「軍事と政治は別ではない」 
 行う者は違ってもというのだ、軍事は軍人が行い政治は文官が行うものだがそれでもだというのである。
「軍事もまた政治でだ」
「戦争もですね」
「政治の一手段ですね」
「そうしたものですね」
「政治の中にありますね」
「だからだ、私が戦争の指揮を執っていてもだ」
 それでもというのだ。
「国内の情勢はだ」
「逐一ですね」
「常に報告する」
「そのことは忘れてはならないですね」
「そのことは絶対にだ」
 まさにというのだ。
「いいな」
「はい、わかっております」
「このことは」
「承知しています」
「それでは」
「そして非常ならばだ」
 先程の様に災害それも深刻なそれが起こった時はというのだ。
「いいな」
「はい、わかっております」
「そのこともお知らせします」
「全て」
「そうしてですね」
「若しそれが極めて憂慮すべき事態なら」
 シャイターン自身がそう判断した時はというのだ。
「私自身が動いてだ」
「そうしてですね」
「そうされてですね」
「そしてですね」
「ことの解決にあたられる」
「そうされますね」
「そうする、戦争も災害もだ」
 そのどちらもというのだ。
「勝つのが私だ」
「そしてですね」
「そのうえで、ですね」
「サハラを統一されますね」
「必ず」
「災害に勝てずしてサハラを治められはしない」 
 統一したこの国をというのだ。
「だからだ」
「決してですね」
「そのことはですね」
「絶対にですね」
「忘れてはならない」
「何があっても」
「災害をおろそかにするなぞだ」
 まさにというのだ。 
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