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ドリトル先生と琵琶湖の鯰

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第五幕その一

                第五幕  滋賀県の北も
 田中さんは先生に朝ご飯を一緒に食べる中で言いました。
「先生、琵琶湖の北の方にもです」
「行ってですね」
「水質を調べましょう」 
 こう提案するのでした。
「今日は」
「はい、琵琶湖の南だけでなく」
 先生も笑顔で応えます、ホテルの朝食はビュッフェで先生も田中さんもそれぞれ好きなものをお皿の上に置いています。田中さんは和風で先生も同じです。
 先生は卵焼きをお箸で食べつつ言いました。
「北側の水質も調べましょう」
「そうしましょう」
「是非。ただ生きものは」
「それは変わらないです」
 田中さんは先生に笑って答えました。
「琵琶湖は」
「そうですね」
「広いといっても湖なので」
 それでというのです。
「そこまではないです」
「そうですね」
「はい、そしてです」
 それにとです、田中さんは先生にさらにお話しました。
「琵琶湖の北もです」
「生きものは同じですね」
「そうです」
 まさにというのです。
「ですからそこはです」
「いいですね」
「そうしてもいいですが」
 それでもというのです。
「構いません」
「そうですか」
「はい、では今日は」
「琵琶湖の北に行ってですね」
「水質調査をしましょう」
「それでは」
「とはいっても今朝も南の方を調べましたね」
 田中さんは笑顔でこうも言いました。
「起きてすぐに」
「そうしましたね、生きものも採集しましたし」
「採集は順調です」
 田中さんは笑顔でお話しました。
「琵琶湖の生きもの達がです」
「採集されてですね」
「神戸の方に送られています」 
 そうなっているというのです。
「そして水族館での展示の用意が進められています」
「いいことですね」
「はい」
 実にとです、田中さんはお漬けものを食べつつ先生に答えました。
「実に、ただ」
「ただといいますと」
「一つ、どうしてもです」
 田中さんはご飯を食べつつ先生に言いました、見れば先生もご飯を食べています。そうしつつお話しています。
「採集したいお魚がいますが」
「ああ、あのお魚ですね」
 先生はご飯を食べつつ応えました。
「確かに」
「琵琶湖といえばですからね」
「あのお魚ですね」
「そうです、ですから」 
 そう思うかこそというのです。
「何とか発見してです」
「採集してですね」
「水族館にと思っていますが」
 それがというのです。
「出来ないでいます」
「残念なことですね」
「まことに」 
 田中さんはお味噌汁を飲みながら応えました、若芽とお豆腐のお味噌汁です。 
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