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星河の覇皇

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第七十五部第四章 慧眼その四十一

「悪質なものはな」
「当時の日本のマスコミの様な」
「そうしたことはですね」
「断固として除去し」
「マウリアをよくしていきますね」
「権益といってもよし悪しだからな」
 悪い権益ばかりでもないというのだ。
「そこの見極めが大事だ」
「そうですね」
「ではですね」
「我々が既に調べた通りにです」
「権益についても改革を行いますか」
「時として手段を選ばず」
「そうだ、そして無能は働き者は適性のある場所に配置転換するが」
 そうして有能な働き者に転じさせるがというのだ。
「しかしだ」
「どうしようもない輩はですね」
「性根が腐りきった輩はですね」
「先程の日本のキャスターの様な」
「そうした輩はですね」
「ゴミ箱に入れることだ」
 これもまた隠語であった。
「そうした輩は必ず裏で悪事を働いている」
「それで、ですね」
「悪事を暴き」
「そうしてですね」
「社会的に抹殺してですね」
「消しますね」
「命を奪うよりもだ」
 ジャバルは冷徹そのものの目で語った。
「悪事を暴いてそれを公にばらす方がいい場合もある」
「死なせればそれまでですが」
「死なせるよりも惨いことをしてですね」
「その卑しさに相応しい末路を堪能させてやりますね」
「私は残酷な人間だ」
 自ら言ったジャバルだった。
「敵の命を奪うことにも躊躇しない時もあるしだ」
「時にはですね」
「そうした輩に対してはですね」
「死なせて終わりとしない」
「さらに惨い報いを与えますね」
「そしてその末路を見て楽しむのだ」 
 そうするというのだ。
「そうする、私は卑しい輩は嫌いだ」
「どうしてもですね」
「そうした輩はですね」
「ただ命を奪いだけでは済まない」
「副主席のお考えでは」
「その辺り連合的か」
 ここでこの国の名前も出した。
「あの国の凶悪犯への処刑は相当だな」
「よくエウロパが批判していますね」
「あまりにも非人道的だと」
「人権侵害も甚だしいと」
「そう言っていますね」
「そうだ、しかしだ」
 それでもというのだ。
「私も近いものがあるだろう」
「卑しい輩には容赦しない」
「て言っていて気に残虐になれる」
「そのことがですね」
「まさにな、何度も言うが無能な働き者にはさらに下がある」 
 適材適所を行えば容易に変わる者のというのだ、尚この論理では有能な働き者も配置次第で無能な働き者となる。
「それこそがだ」
「屑と呼ぶべき者達ですね」
「まさに」
「どうしようもなく卑しい」
「人に害を与えるしかない連中ですね」
「そうした輩は何処にでもいるからな」 
 そして何時でもだ。
「何といってもだ」
「消していく」
「そうしていきますね」
「それこそ片っ端から」
「マウリアの為に」
「組織やシステムを含めてな、そうしてマウリアを発展させていくが」
 医学で言うと手術や薬物投与を行ってというのだ。 
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