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おぢばにおかえり

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第五十九話 先輩と神戸でその二十三

「あそこは。もっとも私達は」
「お互い教会ですしね、実家は」
「特にちっちは教会継ぐし」
「はい、そのことがありますから」
 そしてその教会が神戸にあるからです。
「一生こちらですね、ただ今はおぢばにいます」
「そうね、大学時代はね」
「それから少しは他の地域に行くかも知れないですが」
 大教会に入らせてもらったりするかも知れないと自分で考えています、その場合は大阪の八尾市にいることになります。
「ですが」
「それでも基本はね」
「はい、こっちですね」
 つまり神戸の長田です。
「ここにずっとですね」
「そうなるわよね、教会を継ぐと」
 他の場所に行くことはです。
「ないわね」
「そうなんですよね、本当に」
「そして私もね」
 先輩は八宝菜を食べながら言われました。
「多分ね」
「兵庫ですか」
「それか大阪ね。関西からはね」
「離れることはないですか」
「そうなると思うわ」
「そうですか、先輩も関西ですか」
「私は教会継がないけれど」
 お兄さんがおられるとのことです、尚おみちの人でそうした人は多いですが先輩も兄弟が沢山おられてお兄さんの下に弟さんがおられて妹さんも三人おられるとのことです。
「それでもね」
「教会の奥さんにですか」
「なると思うし」
「それでその教会が、ですか」
「多分関西の教会で」
 それでというのです。 
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