| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ドリトル先生の野球

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第一幕その四

「そのことを考えたらね」
「こっちも問題なのね」
「朝何とかや毎何とかと同じで」
「読まない方がいいのね」
「そうなのね」
「そうだよ、そして」
 さらに言う先生でした。
「タブロイドで日刊何とかはね」
「特になのね」
「読まない方がいいのね」
「そうなんだね」
「そう思うよ、テレビだと」
 こちらはといいますと。
「この三社の新聞社の系列はどれも駄目かな」
「放送が酷くて」
「それでなんだ」
「観ない方がいいんだ」
「捏造はしているし偏向してるし一方的な編集はいつもでね」
 そうした放送だからだというのです。
「やっぱりね」
「読まない方がいい」
「そうなんだね」
「そっちも」
「本当に日本のマスコミは酷いよ」
 またこう言う先生でした。
「世界各国でも最低レベルじゃないかな」
「それでその中だと」
「デイリーが一番いい」
「そうなのね」
「テレビだとBSでね」
 こちらだというのです。
「後はアニメやドラマはいいね、特撮もね」
「報道とかは駄目なんだ」
「もう観る価値ないのね」
「観ない方がいいのね」
「そう思いながらデイリーを読んでるよ」
 今そうしているというのです。
「こうしてね」
「そうなのね」
「じゃあね」
「これからも読んでいくのね」
「その新聞を」
「うん、しかし阪神は来年どうかな」
 先生はデイリーで心からの愛情に満ちた記事を書いてもらっているそのチームについても思いました。
「一体」
「どうだろうね」
「今年は優勝出来たけれど」
「最近毎年優勝してるけれど」
「それで日本一で」
 そうなっていてとです、皆も言います。
「巨人が最下位なのに対して」
「もう黄金時代だけれど」
「来年は優勝出来るか」
「そのことについては」
「残念ながらどうこうはね」
 こうしたことはというのです。
「僕もわからないよ」
「日本一になったチームが最下位になる」
「こうしたこともあるのよね」
「スポーツの世界では」
「ままにしてね」
「そう、逆に前の年で最下位だったチームが優勝する」
 先生は笑顔で言いました。
「こうしたこともあるね」
「そうそう」
「スポーツの世界においては」
「一年で戦力が全く変わるね」
「そう、だから来年はね」
 今年は日本一でもというのです。
「わからないものだよ」
「野球でもサッカーでもラグビーでもね」
「そうなのよね」
「もう来年は来年」
「今年は今年でね」
「今年阪神は日本一になったけれど」
「来年もそうとは限らないのよね」
 皆も先生の言葉に頷きます。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧