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八条学園騒動記

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第五百六十話 国民の持病その七

「飲むんだ、あとね」
「あと?」
「サウナもね」
 フィンランドはというのだ。
「大好きでいつも入ることも」
「フィンランドの持病なの」
「もうサウナがないと」 
 ピーターはさらに話した。
「フィンランド人は嫌な顔をする」
「怒るの」
「いや、あそこの人達は滅多に怒らないから」
 このことでは連合屈指と言われている、そしてロシア人の気の長さも連合屈指のものであると言われている。
「それ位じゃね」
「怒らないのね」
「けれど嫌な顔はするから」
 それはというのだ。
「あの国はあの国でね」
「持病あるのね」
「そうだよ」
 ピーターはまたパンを食べつつ妹に話した。
「あの国もね」
「本当に持病ない国ないわね」
「国はね」
「それ学校で春香とお話したけれど」
「韓国の持病は有名だね」
「もう日本が日本がで」
「あと起源の主張も」
 これもというのだ。
「あるね」
「そっちのお話も出たわ、そういえば」
「そうだよね」
「もう何ていうか」
「そう、あの国の持病は特に凄いね」
 ピーターも言うことだった。
「カナダの存在感のなさとね」
「韓国の日本がっていうのと起源の主張は」
「もうね」
 それこそというのだ。
「あの国のね」
「持病で」
「連合で一番凄いものだね」
 国家の持病としてはというのだ。
「僕はそう思うよ」
「実際にそうよね」
「あそこはもうね」
「日本と起源の主張を言わないと」
「もう生きていけないかもね」
 そこまでのものだというのだ。
「それこそ」
「中毒みたいね」
「そうじゃないかな」
「持病もそこまでいったら」
「そうそうね」
「治らないのね」
 ティンは春香の言葉を思い出しつつ兄に応えた。
「そうなのね」
「不治の病じゃないかな」
 ピーターはこうまで言った。
「最早」
「韓国のあれは」
「日本に対して言うのはね」
「そこまでのものなのね」
「そもそも起源の主張も」
 韓国のもう一つの持病であるこれもというのだ。
「これもね」
「治らないの」
「それもそもそも日本からだか」
「そっちもなの」
「だってあそこ日本からはじまって連合で評判のもの全部に言うじゃない」
 起源の主張、それをというのだ。
「何でもかんでもね」
「そういえばそうね」
「剣道も柔道もお寿司も忍者も禅も合気道も漫画も茶道も懐石料理もね」
「本当に何でもね」
「日本が文化的にも素晴らしいものを一杯持っていて」
「あっ、そのことに劣等感持ってて」
 ティンはワインを飲みつつ言った、クロアチア人らしくかなり飲んでいる。それをさらに飲みつつの言葉だ。 
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