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八条学園騒動記

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第五百五十九話 タピオカミルクその四

「普通にやっても負けるパターンとね」
「反則で主力が抜けて負けるパターンがあって」
「勝率低いのよ」
「そうだったの」
「もう負ける方がね」
 スポーツでもというのだ。
「多いのよ」
「それは難儀ね」
「政治とか経済とか産業とか」
「全部でなのね」
「負け続けていて、もうチェスとかオセロとか将棋とか」
「そういうのでもなの」
「勝負挑むけれど」 
 とかく日本にはあらゆることで絡んでくるのが韓国である、それでそうしたものにまで日本に仕掛けるのだ。
「負けてね」
「騒ぐのね」
「そんな間柄だけれど」
「日韓折衷のお家なの」
「それで私もね」
 実際にというのだ。
「最初お部屋に入って何かって思ったわ」
「普通ないお家ね」
「そうでしょ、だからね」
 それでというのだ。
「私も何かって思ったわ」
「そうよね、それは」
「けれど私達日本に偏見ないし」
 それでとだ、春香は自分と洪童の話をした。
「こたつにもね」
「抵抗なくなのね」
「入ったら」
「どうなったの?」
「恋に落ちたわ」
 こう言うのだった。
「一瞬でね」
「こたつにずっと入ってるの」
「冬はね、足があったまって」
 こたつの魔力の話もした、こたつは足を温めそこから身体全体も温めていく魔法の暖房器具なのだ。
「これでどてらも着たら」
「それでなの」
「完璧でね」
「もうずっとこたつにいるのね、冬は」
「そう、それでおトイレとかお風呂の時以外は」
 それこそという言葉だった。
「ずっとね」
「中にいるのね」
「そうしてるの」
「寝る時は?」
「その時はベッドよ」 
 そこで寝ているというのだ。
「ちゃんとね」
「こたつでは寝ないの」
「私お布団で寝ないから」
 ベッド派だというのだ。
「だからね」
「それでベッドで寝てるの」
「ええ、こたつから出てね」
「寝る時は」
「そうしてちゃんと寝てるわ」
「そうだといいけれどね、もう寝る時までこたつとか」 
 そこまでいくと、とだ。ティンは言った。
「風邪ひきそうだし」
「そうそう、こたつで寝るとね」
「風邪ひくのね」
「起きてる時はどてら着るから上も温かいけれど」 
 上半身の方もというのだ。
「寝る時はお布団じゃないから」
「上半身は出てるから」
「あと足の方も」
 こたつで温められているそれもというのだ。
「ベッドだとちゃんとお布団で覆われるけれど」
「こたつは間隔があるから」
「そうしたところで寝たらね」
 それこそというのだ。 
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