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八条学園騒動記

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第五百五十九話 タピオカミルクその三

「もう上半身全体を守る為に」
「寒さから」
「セーター着るから」
 こちらをというのだ。
「そうするから」
「腹巻はしないの」
「ただどてらは着るわ」
「そっちはなの」
「ええ、寒いとね」 
 その時はというのだ。
「お家の中でジャージ着て」
「そしてなの」
「どてら着るわ、こたつに入って」
「どてらにこたつって」 
 その二つを聞いてだ、ティンは自分のタピオカミルクを飲みつつ春香に顔を向けてそうして言った。
「日本じゃない」
「ええ、日本にいるし」
「それでなの」
「どてら買って着て」
「こたつもなの」
「これはお部屋に最初からあったから」
 それでというのだ。
「そのまま使ってるの」
「そうなの、冬はいいわよ」 
 そうしているというのだ。
「快適よ」
「そうなのね」
「ええ、ただね」
「ただ?」
「オンドゥルはないのよ」
 こちらはというのだ。
「こたつのお部屋には」
「それはないのね」
「ええ、けれどね」
「けれど?」
「別のお部屋にはあるから」
 そのオンドゥルはというのだ。
「床下暖房は」
「あれ韓国のよね」
「韓国はあれでね」
 そのオンドゥルでというのだ。
「冬を乗り越えるのよ」
「それで有名よね」
「だからお兄ちゃんがオンドゥルのあるお部屋探したら」
「今のお部屋になったのね」
「オンドゥルもあったけれど」
 それでもというのだ。
「こたつもあったの」
「日韓折衷だったのよ」
「それはまた珍しいお部屋ね」
「そうでしょ、色々な文化が折衷のお部屋はあっても」
「日韓はね」
「日本と韓国ってね」
 春香自身どうかという顔で述べた。
「連合で一番合わないってされてるから」
「実際に今も私達がお話してる通りね」
「韓国がいつも仕掛けてね」 
 そしてというのだ。
「日本が反撃する」
「そうした関係よね」
「勝率ほぼ零だけれど」
 春香檻はこのことも話に出した。
「あらゆる分野でそうしてるから」
「スポーツでは勝つこともあるでしょ」
「いや、これがね」
 スポーツの話もだ、春香はティンに話した。
「ラフプレイとかそんなので」
「反則なの」
「そればかりでね」
「レッドカード受けまくってるのね」
「それで主力が抜けてね」
 退場処分になってというのだ。 
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