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八条学園騒動記

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第五百四十六話 〆に入れるものその十四

「日本から離れてな」
「やっていくべきね」
「っていうかおかしいからな」
 洪童はこうも言った。
「高校生の俺から見ても」
「私も高校生よ」
 春香は笑って話した。
「高校一年生でしょ」
「俺より一つ下だからな」
「そう、だからね」
 それでというのだ。
「同じ高校生よ」
「そうだったな」
「だから一緒よ」
 そこはというのだ。
「それで私もね」
「そこに入れろっていうんだな」
「高校生としてね」
「じゃあ高校生の俺達にしておくな」
「そういうことでね」
 兄に笑って話した。
「しましょう」
「ああ、じゃあな」
「それで高校生達から見ても」
「そうしないといけないってわかる位にな」
「韓国は日本ばっかりね」
「日本が韓国にしたのは千年以上前でな」
 正確に言うと千二百年以上前になる。
「もう相当大昔だしやった内容もな」
「日本にしてちゃんとした政治をした」
「エウロパの連中と正反対の政治してな」
 そしてというのだ。
「人口倍に増えた位だぞ」
「それじゃあね」
「言う道理ないからな」
「それで余計によね」
「日本から離れないとな」
「そうよね」
 春香はオレンジを食べつつ兄の言葉に頷いた、そしてオレンジを食べた後で兄妹で鍋を洗って片付けた。


〆に入れるもの   完


                   2019・11・2 
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