仮面ライダー エターナルインフィニティ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第三百八十七話 脳機能エラー対策室その十二
「そうします」
「じゃあ頼むわね」
「やらせてもらいます」
「それではね」
「もっとじっくりと勉強していきます」
こう言ってだ、晴彦は自分でアンデット達だけでなくライダー達のことを学ぶことにした。そしてそれを実行に移したが。
ライダー達のデータを読みつつだ、晴彦は言った。
「ライダーの皆さんの力は」
「何かわかったかな」
「データの強さもありますが」
こう上城に話した。
「経験からもですね」
「強くなっているんだね」
「あとカードの使い方ですね」
このことも加わっているというのだ。
「それでライダ-の皆さんは」
「今の強さがあるんだね」
「僕はそう思いましたけれど」
「よく見ているね」
晴彦の指摘にだ、上城はこう返した。
「実際にね、俺達は」
「データの戦闘力にですね」
「うん、これまでの経験と」
「カードですね」
「例えば空を飛んだり」
カードの力でというのだ。
「それでね」
「カードの力を組み合わせてですね」
「技を出したり。キングフォームにもね」
「なりますね」
「そうして戦うことがね」
「ライダーの皆さんの強さですね」
「そのことは事実だよ」
上城は晴彦に穏やかな声で話した、それは彼の指摘を否定するのではなくその通りだと肯定するものであった。
「君本当によくわかっているよ」
「それならです」
「このことからもだね」
「作戦を立てていきます」
上城に確かな声で答えた。
「これから。ただ」
「ただ?」
「そうは言ってもですよね」
晴彦は今度は腕を組み難しい顔になって述べた。
「戦いってのは常に状況が変わります」
「うん、そのことはね」
「その通りですね」
「ファントムへの対策も同じでした」
それで言うというのだ。
「作戦を立てても」
「それだったらね」
「作戦はその都度ですね」
「立てて」
そうしてというのだ。
「それをね」
「戦局に応じて変えていく」
「それでお願い出来るかな」
「わかりました」
晴彦は上城の頼みにすぐに真面目な声で答えた。
「それならです」
「うん、それでね」
「やらせてもらいます」
「お願いするよ」
「やっぱりこうした時は晴彦だね」
ルルが宙に立ちつつ微笑んで頷きつつ述べた。
「しっかりしてるよ」
「もっとそう言われる様にするよ」
「そういうことでね、しっかりした作戦があると」
「その分有利に戦えるから」
それでというのだ。
「宜しくね」
「そういうことでね」
「というかですが」
翔介がここで首を傾げさせつつ言ってきた。
ページ上へ戻る