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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十七話 脳機能エラー対策室その十三

「ライダーの皆さんは作戦は立てることは」
「不思議だよね」
 虎太郎が翔介の今の疑問に応えた。
「何故かね」
「こうしたことはなんですね」
「剣崎君も橘さんもね」
「それで他のライダーの人もですか」
「無理なんだよ」
「よく俺はどうかって言われるんだけれどね」
 志村もどうかという顔で話した。
「実は俺もなんだよ」
「作戦を立てることは、ですか」
「今一つなんだよ」
 どうにもというのだ。
「苦手なんだよ」
「そうですか」
「俺もこれで結構前に出るタイプだしね」
「考えられるよりも」
「自然と身体が出るんだよ」
 戦闘になったその時はというのだ。
「だからだよ」
「自然と身体が前に出る様ですと」
「参謀として難しいよね」
「はい、確かに」
 翔介は志村の言葉に腕を組んで真面目な顔で頷いて答えた・
「それだと」
「俺もだ、戦いになるとだ」
 相川も言ってきた。
「無意識のうちにな」
「身体が、ですか」
「前に出てだ」
 そうしてというのだ。
「戦闘に入っている」
「相川さんも熱いんですね」
「そうして熱くなると」
 それでとだ、虎太郎がまた話した。
「参謀としては、だよね」
「作戦立てるなら冷静に戦局全体を見ないといけないですしね」
「そうそう、それが出来るか出来ないかだから」
「ライダーの皆さんは、ですか」
「どうも参謀向きじゃないんだ」
「ボードのライダーの人達はそうなの」
 栞もこう話した。
「だから晴彦君には今回頑張ってもらうわ」
「参謀としてですね」
「そう、あと戦いの時に出す」
「マルコシアスとクトゥルフですね」
「君の戦闘は彼等に任せて」
 そうしてというのだ。
「君自身はね」
「作戦にですね」
「専念してくれるかしら」
「わかりました、それじゃあ」
 こう話してだ、そしてだった。
 晴彦が参謀として全体の作戦を立てることになった、彼はまずはアンデットとライダーそして対策室の者全員のデータと戦闘スタイルを頭に入れ。
 自分達がいる街も見回した、そのうえで対策室の部活が行われているクラスで話した。
「拠点は決めました」
「そこは何処なの?」
「この学園です」
 舞の問いに即座に答えた。
「ここにしましょう」
「学校を拠点にして戦うの」
「ここに食べものや飲みもの、医療品を置いて」
「アンデットと戦っていくの」
「それで連絡場所もです」
「ここなのね」
「丁度対策室もありますし」
 それでというのだ。
「ここならです」
「連絡場所にもいいから」
「余計にです」
 この学園はというのだ。
「拠点に都合がいいです」
「そうね、ここは物置も一杯あるし」
 姫野は晴彦のその言葉に優しい笑顔で返した。
 
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