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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十七話 脳機能エラー対策室その六

「大変よ」
「本当にそうね」
「だからね」
 それでとだ、舞は言うのだった。
「訓練は相当に厳しいものになるわね」
「ああ、悪いけれどそのことはな」
 剣崎が舞の言葉に答えた。
「死ぬ様な戦いになるからな」
「訓練もですね」
「そうなるよ」
 そこまで激しいものになるというのだ。
「本当にな」
「そうですよね」
「そう、けれど強くなるからな」
「そのことは間違いないですね」
「だからな」
 それでというのだ。
「勝てる様にはなるからな」
「それじゃあ」
「頑張ってくれよ」
「訓練も」
「そうして勝っていこうな」
「わかりました」
 舞は剣崎に確かな声で答えた。
「それでは」
「訓練は何時からはじめるかは」
 上城はそのはじまり時間の話をした。
「それは」
「今日だ」
 橘は一言で答えた。
「今日の夜からだ」
「はじめますか」
「そうだ、そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「強くなっていく」
「早速ですね」
「夜からですか」
「戦いは夜も行われる」
「だからですか」
「夜からでもな」
 こう玲奈に話すのだった。
「やる」
「そうですか」
「それでもいいな」
「ではです」
 姫野は橘の言葉を聞いて言ってきた。
「すぐにです」
「保護者の方々にか」
「連絡しておきます」
 顧問である姫野からというのだ。
「今から」
「そこは頼む」
「顧問ですから」
 姫野はにこりと笑って答えた。
「そうさせてもらいます」
「顧問の人がいてくれると有り難いな」
「そういえば」 
 ここで虎太郎も言ってきた。
「それぞれの世界でこうした人いなかったりしますね」
「そうだな」
「ただ夜の訓練といっても」
「保護者の人に話すことはな」
「考えてみればはじめてですね」
 虎太郎が言うのはこのことだった。
「そういえば」
「これまで色々な世界を回ったがな」
「考えてみれば凄いことですね」
「全くだ」
「というかお話しなかったんですか」
 その話を聞いてだった、晴彦は少し驚いて橘達に聞いた。
「保護者の人達に」
「顧問の人を通じてもね」
 虎太郎が晴彦に答えた。
「遅くなるとかね」
「普通お話しませんか」
「何か皆普通に戦っていたから」
「四六時中ですか」
「そうした状況だったからね」
 だからだというのだ。
「あと保護者の人と離れていたりとか」
「そうした人が多くて」
「それでだったんだ」
「そうでしたか」
「考えてみればそうだな」
 相川はこのことに今気付いたといった様だった。
 
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