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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十七話 脳機能エラー対策室その五

「エースの方が弱くて」
「キングの方が強いのよ」
「それでキングのカードは」
「一番強いから」
「それを手に入れているから」
「だから今の剣崎君達は強いのよ」
 栞もルルに詳しく話した。
「四人共十三のカード全部持ってるからね」
「そうよね、つまりは」
「剣崎君達は戦うにつれてね」
 その都度というのだ。
「強くなっていって」
「今に至るのね」
「キングまで手に入れてね」
「それぞれの系列の一番強いカードまで」
「エースからね」
「それとバトルファイトは」
 晴彦はこちらの話をした。
「絶対にライダーの皆さんが勝ちますよね」
「そのことだな」
「はい、アンデット達との戦いは」
 晴彦は橘に応えてさらに話した。
「皆さん最初からライダーの力があって」
「アンデットを倒す度にだ」
「アンデットの力を手に入れていきますから」
「そして俺達は強くなっていく」
「けれどアンデット達はそのままで」
「封印されていくばかりだ」
「それで残るのは」
 どうしてもというのだ。
「ライダー、人間だけになりますね」
「それでわかるな」
「ヒューマンアンデットが考えたにしても」
「スサノオにしてもだ」
「都合のいい戦いだったんですね」
「実にな、そして今の俺達はな」
 橘は晴彦に話した。
「それぞれ十三枚ずつのカードを持っている」
「橘さんだとダイヤで」
「他の奴も同じだ」
「スペード、ハート、クラブですね」
 晴彦は剣崎、相川、上城も見て話した。
「そうですね」
「そうだ、十三枚全てのカードがあるとな」
「相当な力がありますね」
「そしてそのカード達を使ってだ」
 そのうえでというのだ。
「俺達は戦っている」
「そうですよね」
「最強のフォーム、キングフォームにもなれる」
「じゃあいつもそれで戦えば」
 ルルがここで言ってきた。
「強いわね」
「確かにな。だがキングフォームは体力の消耗が激しい」
「じゃあ普段は使わないのね」
「もっと言えば使えない」
「切り札ってことね」
「ここぞという時のな」
「そういうことね」
「まあね、都合のいいことばかりじゃないわね」
 舞はルルの話を聞いて彼女に言った。
「世の中って」
「そういうことね」
「そりゃ強い力を使うとね」
「こっちも体力使うってことね」
「そういうことよ」
「世の中の常ね」
「言うならね、けれど」
 舞はアンデットのそれぞれのパワーや速度のデータを見ていた、そうしてこうしたことを言うのだった。
「正直知能や感情がなくて助かるわ」
「アンデット強いからね」
「パンチ力とかね」
「私達だと本当にね」
「苦労したのも当然よ」
「そうよね」
「こんなのに勝とうって思ったら」
 舞はルルにさらに言った。
 
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