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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十七話 脳機能エラー対策室その七

「俺達はこれまでな」
「保護者の人に遅れるとかいうことは」
「連絡したことがなかった」
「ですが私達は違いまして」
 姫野がまた話してきた。
「そうしたことはです」
「しっかりとだな」
「しておきます」
「そこは頼む、ではな」
「今からですね」
「訓練をはじめる」
 こう言ってだ、そうしてだった。
 一同は動きやすい恰好になってそのうえで外に出て訓練を開始した。ライダー達は変身してそれに入ったが。
 ライダー達と実戦さながらの訓練をしてだ、舞は唖然とした顔になって言った。
「信じられない位強いわね」
「はい、本当に」 
 玲奈が応えた、二人共今は青のジャージ姿だ。
「これだけ強いなんて」
「思わなかったわ」
「強さのレベルが違います」
 自分達とは、というのだ。
「本当に」
「ええ、もう全く違うわ」
「これだけお強いと」
 それこそとだ、玲奈は言った。
「アンデットもです」
「楽に倒せるわね」
「ただ能力が高いだけじゃないわ」
 ライダー達が何故強いのか、小糸は話した。
「経験も積んでいるから」
「だからよね」
「そう、あの強さなのよ」
 こう舞に話した。
「あの人達は」
「経験ね」
「バトルファイトを経て」
 そうしてというのだ。
「それからも戦ってきたから」
「数えきれないだけの戦を気の遠くなる位されてきたから」
 玲奈はここで気付いた、声にも顔にもそれが出ていた。
「あれだけのお強さですか」
「そう、しかも」
 小糸は今は久瑠美が出したアルブレヒトと訓練を行っているブレイドを見つつ話した。ブレイドはアルブレヒトを完全に圧倒している。
「剣崎さん達はキングフォームにはなっていないわ」
「さっき翼を出して飛んだけれど」
 舞は自分との訓練の時のことを話した。
「あれはジャックフォームで」
「確かに強いけれど」
「キングフォームでないから」
「まだ戦闘力は落ちるわ」
「そうよね」
「キングフォームになると」
 それこそというのだ。
「こんな強さではないわ」
「そうよね」
「もうそれこそ」
 まさにというのだ。
「どれだけ強いか」
「想像がつかないわね」
「特に剣崎さんですね」
 その彼を見つつだ、玲奈は小糸に応えた。
「あの人のキングフォーム、ブレイラウザーは融合指数が高いので」
「十三枚のカード全部の力を使うそうだから」
「相当なお強さですね」
「それだけに体力の消耗が激しいらしいけれど」
 それでもというのだ。
「強いことはね」
「事実ですね」
「そしてその時のことを考えると」
 まさにというのだ。
「剣崎さん達の強さはこんなものではないわ」
「そうなりますね」
「私達はその剣崎さん達に追いつけるでしょうか」
「それは難しいわね」
「やっぱりそうですよね」
「大丈夫、絶対に追いつけるから」
 心配になる玲奈達にだ、栞が話した。
「そこは心配しないでいいわ」
「そうなのですか」
「皆そうだから」
「訓練をしていって」
「その中でどんどん強くなって」
 そうしてというのだ。 
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