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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十七話 脳機能エラー対策室その四

「どうも」
「そうだよな」
「上級アンデットでも」
 舞も読みつつ話した。
「知能や感情はなかったわね」
「ただ強いだけでしたね」
 玲奈も言ってきた。
「本当に」
「そうよね」
「どのアンデット達も」
「そこ大事だから」
 虎太郎は舞達に指差す様にして話した。
「本当に」
「知能と感情ですね」
「今の連中にその二つがないなら」
「その分ですね」
「かなり違うよ」
 こう晴彦に言うのだった。
「本当にね」
「そういえば」
「ああ、ただ暴れるだけだからな」
「その分ファントムと比べても」
「やりやすかったか?」
 翔介は晴彦に言った。
「これまでのことを考えると」
「そうかも知れないね」
「そうだよな」
「知能や感情がないと」
 今度は姫野が言ってきた。
「その時は」
「今言われてる通りですよね」
「本能のまま暴れるだけで」
「他にはないですね」
「それが知能や感情があると」
「色々策略とかも仕掛けてきますね」
「戦闘でも、けれど」
 それでもというのだ。
「そうしたものがないと」
「その分ですね」
「戦いやすい筈ですよ」
「つまりそこを衝いていく」
 小糸が考える顔で述べた。
「私達の戦は」
「そう、それなんだよ」 
 虎太郎はその通りだと答えた。
「要するにね」
「アンデッドに対して感情や知能で戦って」
「相手にはないものを使ってね」
「そのない部分を攻める」
「そうしていくことだよ」
「そういうことね」
 小糸はここで頷いて述べた。
「わかったわ、じゃあね」
「まずはだね」
「アンデットのことを頭に入れるわ」
 こう言って読むのだった。
「これからも」
「そうしていってくれるね」
「そのうえで」
「アンデット達に勝つわね」
「そうなっていくわ」
 こう言ってだ、そのうえでだった。
 小糸も他の対策室の面々もまずはアンデット達のデータを読み頭の中に入れていった。そうしてだった。
 二時間程読んでだ、ルルはこんなことを言った。
「あのね、私思ったんだけれど」
「どうしたの?」
「いや、カテゴリーエースってね」
 この種類のアンデットのことを言うのだった。
「ライダーの人達よね」
「ええ、そうよ」
 栞がルルのその問いに答えた。
「書いてある通りね」
「キング、十三のカードとね」
「それぞれの系列で同じでしょ」
「同じ種類だけれど」
 それでもと言うのだった。
 
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