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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十七話 脳機能エラー対策室その三

「かなり違うんじゃ」
「そう、今までアンデットのこと知らなかったでしょ」
「はい、何が何かわからない状況でした」
 久瑠美は三輪に対して答えた。
「本当に」
「どのアンデッドがどんな力を持っているか」
「全くでした」
 知らなかったというのだ。
「私達は」
「というかです」
 ここでアルブレヒトがまた言ってきた。
「アンデットという種族の名前も」
「その名前もよね」
「今日スサノオに言われて知った位です」
 そうだったというのだ。
「最早」
「それじゃあね」
「はい、まことにですね」
「知らなかったってことも」
 このこともというのだ。
「当然と言えばね」
「当然ですか」
「だっていきなり出て来たから」
「アンデット達が」
「むしろこの世界で最初から知っていたら」
「その方がですね」
「おかしいわよ」 
 違う世界から来た神が操る種族のことをというのだ。
「本当に」
「左様ですね」
「ええ、だからね」
「知らなかったならば」
「これからね」
 まさにというのだ。
「知るべきよ」
「そうなりますね」
「そう、それで」
「アンデットのことを」
「ファイルを読んで知ってね」
「わかりました」
 アルブレヒトは三輪の言葉に頷いた、そうしてだった。
 対策室の面々はアンデットのデータが載っているファイルを開いて読んでいった、その中でアンデット達のことを読んでいると。
 ここでだ、晴彦はこんなことを言った。
「アンデットはカテゴリ―のランクがありますね」
「そうそう、エースから十三までね」
「それぞれの種類で」
「トランプのね」
「そうですね、そして」
 晴彦は上城に話しつつファイルを読んでいき言った。
「十一から十三までは」
「上級アンデットなんだよ」
「この連中も見てきました」
「強かったね」
「他のアンデットに比べて」
 エースから十までのというのだ。
「ただ、人間の姿は」
「これはなかったね」
 ルルが言ってきた。
「そうだね」
「というか上級アンデットは」
 データを読みつつだ、晴彦はさらに話した。
「人間の姿にもなって」
「人間の知能や感情もあったんだな」
 翔介も言ってきた。
「そうだったんだな」
「そうだよな」
「これがな」
 晴彦は翔介にも言った。
「全く違うな」
「こっちの世界のアンデットは」
 上級でもとだ、翔介は言った。
「強いけれどな」
「戦闘力は高くて」
 それでというのだ。
「それぞれの特殊能力があって」
「暴れ回るけれどな」
「知能や感情は」
「そうしたものは」
「一切なくて」
 感じられないというのだ。
 
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