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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十六話 アンデッドという存在その六

「安心してくれ」
「有り難うございます」
「後は栞さんと虎太郎だな」
「二人にもメールしておきましょう」
「これで全員揃うな」
「それもすぐに」
 こう話して実際にだった。
 剣崎の言った通りに烏丸達が来てだった、そうして。
 相川と上城も来て栞と虎太郎も来た、そのうえで剣崎と橘以外の面々も晴彦達の世界の事情を聞いた。
 晴彦達の話が終わると烏丸が言った。
「では君達はすぐにそちらの世界に行ってくれ」
「そうしてですね」
「彼等と戦ってきてくれ」
 こう橘に答えた。
「そうしてくれ」
「それで所長は」
「私はここで留守番だ」
 烏丸は志村の問いにすぐに答えた。
「所長としてな」
「そうされるんですね」
「何処にも行かない」
「そうだといいんですが」
 禍木はかなり疑わし気な顔で烏丸を見ている。そのうえでの言葉だ。
「本当にお願いしますよ」
「信じられないか」
「まあそれは」
 禍木は烏丸にどうかという顔で答えた。
「何といいますか」
「私達がいなくなったらここにいるの所長さんだけですから」
 三輪の言葉は頼み込む様だった。
「本当にお願いします」
「不安か」
「かなり」
 三輪は嘘を言わず言い切った。
「ここにいて下さい」
「そういえば俺所長さん殆ど見たことないよ」
 虎太郎もこう言った。
「そもそも」
「俺もです」
 それは上城もだった。
「所長がここにおられるところあまり見ていないですから」
「私がいると言えばいる」
「本当ですよね」
「何度も言う」
「だといいですが」
「まあとにかく所長には残って頂いて」
 栞は内心いなくなるだろうと思いつつ述べた。
「それで私達はね」
「この面子で行くことになるな」
 相川が栞に応えた。
「そうなるな」
「そうよね」
「ではだ」
「私達でね」
「その世界に行こう」
 こうして話は決まった、そのうえでだった。
 ライダー達は晴彦達の案内を受けてまずは彼等の世界に行くことになった、そうしてそのうえでだった。
 戦士達はすぐにボードの事務所を出た、そうして。
 暫く歩いた場所まさに一直線のところに古風な欧州の屋敷に入る様な門があった。橘はその門を見て言った。
「この門からだな」
「はい、僕達は来ました」
 晴彦はその橘に顔を向けて答えた。
「先程」
「そうだな」
「それでボードの事務所にお邪魔しました」
「何ていうかね」
 ルルは晴彦の頭の上でくつろぎつつ言ってきた。
「本当に一直線で」
「迷わなかったな」
「私実はそのことが心配だったけれど」
 それがというのだ。 
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