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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十五話 Heroesその十五

「それだったらよ」
「皆で戦って」
「そう、助け合って」
 そしてというのだ。
「あんたも楯にばかりならないで」
 それでというのだ。
「皆で守り合っていればいいのよ」
「私達もそうしているぞ」
「いつも三人だから」
「そうして戦っているから」
 またミザル達がハードゴアアリスに言う。
「だからアリスもそうして」
「一人で背負い込まない」
「皆で戦っていくこと」
「わかったわね、全員で戦うのよ」
 ユノも言ってだ、そうしてだった。
 全員でガードを固めつつオルフェノク達を倒していった、するとだった。
 確かに楽だった、それでハードゴアアリスはまた言った。
「例え不死身でも」
「そうよ、そればかりに頼らずにね」
「皆で戦う」
「そうしていけばもっと楽だしょ」
「これも戦い方」
 ユノとミザル、キカザル、イワザルは彼女にあらためて言った。
「わかったら」
「このまま戦っていくわよ」
「この場は五人で」
「五人いれば一人よりずっと強いことはね」
 それはと言うユノだった。
「言うまでもないでしょ」
「そのことは」
「だったらね」
「守ることも」
「不死身だからってあんただけ楯にならなくていいのよ」
「そういうことね」
「確かにいい属性だけれど」
 それでもというのだ。
「何でも自分で背負い込まないの」
「自分で」
「そう、あんた一人で」
 ユノは強い声で言った。
「いいわね」
「そうなの」
「そうよ、私そう言うの嫌いだから」
「私も」
「私もだ」
「私だって」
 ミザル、キカザル、イワザルもだった。
「だからいつも三人一緒にいるし」
「他の子もそういうの駄目だと思うから」
「ハードゴアアリスも背負い込まない」
「あんたの事情はどうでもいいのよ」
 ハードゴアアリスの家庭のことはというのだ。
「あんたに関係ないから」
「そうなの」
「そうよ、あんたはあんたでしょ」
 ユノは強い勢いで言った。
「違うの?」
「それは」
「違ったら言いなさい、とにかくね」
「一人で背負い込まない」
「そうよ、じゃあここはね」
「皆で戦って」
「やっていくわよ」
 こう言って五人で戦ってだった、ユノ達はオルフェノクの大群と戦っていった。戦いは三日目に入り。
 そしてだ、夜も更けようとする頃にはだった。
 敵が次第に減ってきていた、真理はその状況を見て後方で言った。
「あとね」
「少しですね」
「そうよ、あと少し頑張ったら」
 こう優子に話した。
「いつも通りね」
「オルフェノクもいなくなりますね」
「そしてね」
「後は、ですね」
「スサノオが出て来るわ」
「そうだな、だが」
 ここで言ったのは鉄人だった、さしもの彼も今は満身創痍で戦える状況ではないのは明らかであった。 
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