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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十五話 Heroesその十四

「本当にね」
「そう、そしてね」
 それでと言うのだった。
「頑張って欲しいから」
「褒めてくれるか」
「そうよ、じゃあね」
「冷静にか」
「戦ってね」
「あとアスタ君」
 簪は彼には呆れた目で突っ込みを入れた。
「君はね」
「俺はか」
「人の話を少し聞いてね」
「えっ、聞いてるけれどな」
「だから突っ込まないの」
 こう彼に上から言うのだった。
「これはマグナさん達や勝巳君もだけれど」
「えっ、俺もかよ」
「俺の何処が悪いんだ」
「今は突撃する状況じゃないから」
 だからだというのだ。
「突っ込まないで」
「仕方ねえな、簪ちゃんが言うならな」
 マグナは苦い顔だが納得して述べた。
「俺もな」
「俺に命令するな!」
 勝巳はまだこう言うのだった。
「このまま戦ってやる!」
「今は落ち着いていこう」
 勝巳にはデルタが声をかけた。
「そうしていこう」
「あっ、ライダーの人がそう言うならな」
 勝巳は拳を止めてデルタに応えた。
「それじゃあな」
「そうして戦ってね」
「わかったぜ」
「ライダーの人の言うことは聞くのね」
 簪はその話を聞いて述べた。
「そうなのね」
「皆そうよね、やっぱり言うことを聞かせられるだけのね」
 更級も言うことだった。
「ものがあるのよね」
「ライダーの人達には」
「だからね」
「あの勝巳君でもなのね」
「言うことを聞くのよ、ただ」 
 更級はアスタをやれやれという顔で見た、見れば彼はまた突っ込もうとしている。
「素直でもすぐに頭に血が上る子はいるのよね」
「アスタ君は」
「今度はお姉さんが言うわね」
 そしてアスタを言って止めるのだった、戦士達は今は無理な攻撃は行わず攻めていてもそれは慎重なものだった。
 ハーゴゴアアリスは一度死んだ、だが。
 すぐに蘇りオルフェノクを一体倒す、そうしてから言うのだった。
「死んでも大丈夫だから」
「それでも無理はしないでよ」
 その彼女にユノが横から言う。
「痛いでしょ」
「けれど私は死なないから」
「そうした問題じゃないの、一人痛い思いをするなら」
 それならというのだ。
「誰かがフォローするから」
「それでなの」
「何でも一人で背負い込まないの」
「私達もいるから」
「無理はしないこと」
「皆で戦っていけばいいでしょ」
 ミザル、イワザル、キカザルも言ってきた。
「そうしてよ」
「皆で戦えば痛い思いをしないから」
「一々死ななくてもいいでしょ」
「私は不死身でも」
 それでもとだ、また言うハードゴアアリスだった。
「いいの」
「だから生き返っても死んだら痛いでしょ」
 ユノもまた言う。 
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