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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十五話 Heroesその十三

「では今から」
「ええ、そのマシンガンでね」
「援護をお願いするわね」
「なら僕達も」
「一緒に」
 家累と春雪も楯無に応える、そうしてだった。
 二人の空からの攻撃に合わせる、デルタはそれを見て言った。
「あの」
「ここは攻撃はいいけれど」
 それでもとだ、デルタも言ってきた。
「突撃は止めておこう」
「今はですね」
「そう、今敵の層が厚いから」
「突撃をしてもですね」
「それに阻まれるから」
 だからだというのだ。
「ここは攻めるにしてもね」
「突撃はしないで」
「そのうえでね」
 さらにというのだ。
「敵を倒していこう」
「それでは」
「そしてね」
「オルフェノクを倒して」
「そのうえで」 
 さらにというのだ。
「戦っていこう」
「わかりました、三原さんが言われるなら」
「間違いはないです」
 簪も言うことだった。
「それでは」
「今はそうして戦っていきましょう」
「じゃあ姉さん」
 簪は姉に声をかけた。
「ここは」
「そうよ、三原さんの言われる通りにね」
「戦っていくのね」
「突撃はしないで」
 そうしてというのだ。
「攻撃をしていきましょう」
「わかったわ」
「むしろね」
 更級は妹にこう言った。
「下手に突っ込む子がいたら」
「止めるのね」
「そうしましょう」
「それは俺のことか?」
 蔵人が下から笑って言ってきた。
「ひょっとして」
「いや、蔵人君は違うわよ」
 更級は笑って彼に真上から答えた。
「だって攻撃的なスタイルでもね」
「それでもっていうんだな」
「頭はいつも冷静だから」
 それでというのだ。
「違うわ」
「そうなんだ」
「むしろ芥川君なのよね」
「やそがれだというのか」
「そう、君もっとね」
 更級はその芥川少し離れた場所にいる彼に話した。
「落ち着いてね」
「戦えというのか」
「クールに見えてすぐに熱くなるから」
「余計なお世話だと言いたいが」
「敦君に負けたくないでしょ」
 更級は今度は芥川にこう言った。
「それは」
「痛いところを衝くな」
「だったらね」
「冷静にか」
「そう、折角いいもの持ってるんだし」
「褒めているのか」
「そうよ」
 更級は笑ってこうも言った。
「お姉さん浮気はしないけれど君は好きよ」
「それでか」
「素直に言うわよ、褒めているのよ」
 そうだというのだ。 
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