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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十五話 Heroesその十一

「本当に台風みたいだからね」
「台風であるか」
「はい、今も凄いですが」
 それでもとだ、出久はパイマンに話した。
「全力、百パーセントの時は」
「その時はであるな」
「一度ご覧になられればわかります」
「ううむ、どんなものであるか」
「見たい気持ちもですね」
「出て来たであるが」
 それでもとだ、パイマンは戦いつつ話した。
「見たいからといって頼むものではないであるな」
「はい、そうしたものです」
 実際にとだ、出久はパイマンに答えた。
「ですからあくまで、です」
「その時にであるな」
「ご覧になって下さい」
「おい、生きてるか」
「ねね」
 ここで薫とねねが来た、エレンも一緒だ。
「助っ人に来たぞ」
「ここは随分敵が多くなったのデス」
 エレンもパイマン達に言う。
「だから来ました」
「そういうことだ」
「有り難いである」
 パイマンは二人に確かな声で応えた。
「このことは」
「仕事は嫌いだが戦いは別だ」
「神に勝つのデス」
「だからいいな」
「戦いましょう」
 二人でこう話してだ、そしてだ。
 戦闘に加わった、戦士達の戦いはさらに続いていた。
 夜になってもそれは同じだ、家累は夜の闇の中で戦うデルタを見てこんなことを言った。
「仮面ライダーの人は夜もですね」
「わかりやすいですよね」
「光るからね」
 共に戦う春雪に答えた。
「顔とラインが」
「それが凄く奇麗ですし」
「よく目立ってね」
「それで僕達も何処に誰がいるかわかって」
「戦いやすいね」
「これが俺達の特徴なんだ」 
 デルタも言う、銃を使って有効に戦っている。
「夜はマスクとラインが光るから」
「電灯みたいに」
「それが特徴なら」
「その特徴をですね」
「存分に使って」
 そうしてというのだ。
「戦っていってるし」
「僕達もですけ」
「役立ててくれたらいいよ」
「それじゃあ」
「それにオルフェノクは夜も目立つから」
 春雪は敵である彼等の話もした。
「だからね」
「余計に戦いやすいですね」
「そうなんですよね」
 春雪は家累にも答えた。
「身体が銀色ですから」
「夜の中でもね」
「身体がはっきり見えます」
 少しの光でもそれを反射してだ。
「それが有り難いです」
「敵としては強いけれど」
「見えますから」
「その分戦いやすいね」
「それならですよ」
 春雪は家累にさらに話した。 
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