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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十三話 Godその十五

「どんな連中かってな」
「考えている」
「安心していいからな、そこは」
 海堂は丈に笑って答えた。
「特にな」
「いい奴ばかりか」
「癖のある奴しかいないって言ってもいいけれどな」
 このことは笑って述べた。
「それでもな」
「いい奴か」
「皆な、だからな」
「会うとか」
「すぐに打ち解けるさ」
 そうなるというのだ。
「だから安心しろよ」
「ならいいがな」
「それとだ」
「それと?」
「全員で訓練していってな」
「戦うか」
「だからこのことはな」 
 是非にと言うのだった。
「すぐにやっていくな」
「わかった、じゃあな」
「皆とやっていくな」
「そういうことでな」
「それじゃあな」
「ううむ、何かである」
 パイマンは腕を組んで難しい顔でこんなことを言った。
「皆と似ている者が大勢いる気がするであるが」
「貴方自身はっていうのね」
「いない気がするである」
 こう長田に答えた。
「気のせいならいいであるが」
「そういえば貴方に似ている人いないわね」
 長田もパイマンの言葉を聞いてすぐに答えた。
「そういえば」
「そうであるか」
「あまり記憶にないわ」
「ううむ、やはりそうであるか」
「どういう訳かね」
「だがそれでもであるな」
「はじめちゃん達は本当にね」
 つまりガッチャマンの他の面々はというのだ。
「似ている人多いわよ」
「やはりそうであるか」
「雰囲気がね」
「それが羨ましいである」
「今それを言っても仕方ないよ」
 木場は長田の話に残念そうな顔になったパイマンに優しく微笑んで話した。
「そしてこれからもね」
「言ってもであるか」
「仕方ないから」
 それでというのだ。
「気にしないことだよ」
「そうであるか」
「こうしたことは本当に縁だから」
 それ故にというのだ。
「気にしないでね」
「他の世界の皆とであるか」
「仲良くしていくことだよ」
「それがいいであるか」
「そう、それとね」
「それと?」
「海堂の言う通り皆いい子だから」
 このことは事実だからというのだ。
「楽しくやっていけるよ」
「子供の笑顔を守る様な者達か」
「皆ね、ただね」
「ただ?」
「癖がある子ばかりなのも事実だから」
 海堂の言ったことはこのことも事実だというのだ。
「だからね」
「そのこともであるか」
「気をつけてね」
「ううむ、一体どんな面子なのか」
「今からわかるよ」
 今度は啓太郎が言ってきた。
「皆来たから」
「何っ、もう来たであるか」
「連絡をしたから」
 それでというのだ。
「それでね」
「皆来たであるか」
「それぞれの世界からね」
「そういえばライダーの人達ってすぐに来るよね」
 ゲルサドラは気付いた様にして言った。
「呼べば遅くても数秒位で」
「そうだね、何処にいてもね」
 菅山はゲルサドラのその言葉に頷いた。
「それ位で来てくれるね」
「だからなのかな、他の世界の皆も」
「そうなのかもね」
「ううむ、まあ来たのならいいである」
 それならとだ、パイマンは自分に言い聞かせる様にして述べた。
「ではこれからである」
「他の世界の皆とだね」
「一緒にやっていくである」
 こう言ってだ、そしてだった。
 ガッチャマン達は他の世界の戦士達との邂逅に入った、この世界での戦いはここで新たな局面に入った。


第三百八十三話   完


                2019・7・8 
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