仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第三百八十三話 Godその十三
「だからな」
「動かせないですね」
「今は俺達だけで倒す」
見ればオートバジンもマシンに戻って動かない、やはりオーバーヒートで今は動ける状態ではないのだ。
「それでいいな」
「わかったわ」
オーディーが応えた。
「ではね」
「俺達の手で戦う」
マシンの使用は今は控えてというのだ、そうしてマシン達は休ませたうえでだった。
戦士達は自分達に向かって来るオルフェノク達を陣形と連携も使って戦っていった。その様にしてオルフェノク達を倒していき。
最後の一帯をはじめが倒した、それでだった。
はじめはオルフェノクが灰になるのを見つつライダー達に問うた。
「これでっすね」
「ああ、後はな」
「いつもならスサノオが出て来る」
ファイズとカイザがはじめに答えた。
「それがパターンだ」
「あいつのな」
「なら兜の緒を締めるっす」
はじめは二人の言葉を聞いてあっさりとした口調で言い切った。
「そうするっす」
「先輩、前から来ました」
つばさがそのはじめに言ってきた。
「何かが」
「あっ、そうっすね」
はじめはつばさが指差した方を見てまた応えた。
「何かライダーの人みたいな外見っすが」
「バッタを思わせますね」
つばさはこの虫を連想した。
「それで身体が銀色で」
「どう見てもオルフェノクっすね」
「すかも四メートルはありますけれど」
「スサノオのファイルにあったっすね」
「はい、あれこそまさに」
「アークオルフェノクっすよ」
「間違いないですね」
二人だけではなかった、ファイズもその巨大なオルフェノクを見て言った。
「ああ、あいつがスサノオだ」
「やっぱりそうっすか」
「あの時はアークオルフェノクだ」
「ファイルにあった通りっすね」
「あの時も強いからな」
このことも話した。
「気をつけろよ」
「わかったっす」
はじめが頷き戦士達は再び戦闘陣形を組んだ、だがここでだった。
スサノオは戦士達のすぐ前から来てこう言ったのだった。
「今は止めておこう」
「戦わないのか」
「私にそのつもりはない」
デルタに対してこう答えた。
「今はな」
「戦う為に出て来たのではないであるか」
「挨拶に来たと言っておこう」
スサノオはパイマンの問いに躊躇なく答えた。
「そうさせてもらう」
「挨拶であるか」
「そうだ、君達の戦いは見せてもらった」
スサノオは悠然として戦士達の戦闘の話もした。
「見事だった、これは次の戦いも楽しめそうだ」
「次となると」
どうかとだ、丈は言った。
「今は本当に戦わないか」
「私は自分が言ったことは守る」
「聞いた通りだな」
「そうだ、私はしないと言ったならだ」
「戦わないか」
「そして戦うと言ったならだ」
その時はというのだ。
「戦う」
「そうするか」
「そうだ、だから今はだよ」
「戦わずにか」
「挨拶だよ、そして次に戦う時は」
スサノオはさらに話した。
「三週間後にしよう」
「三週間後か」
「そして場所はこの街だ」
まさにこの場だというのだ。
「今回の何十倍ものオルフェノクを出そう」
「何十倍・・・・・・」
家累はその数に思わず息を飲んだ。
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