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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十二話 Maskedriderその十六

「どうも」
「そうだよね、けれどね」
「スサノオはそこまでしてですか」
「退屈から逃れたいんだよ」
「永遠の牢獄の中にいるからこそ」
「身体はそこにあるからね」
 その為にというのだ。
「救いは魂は出られて分身をね」
「外の世界に出せる」
「それがスサノオにとっては救いなんだよ」
「俺達にとっては迷惑な話だが」
 丈はその話を聞いて述べた。
「あいつの立場ならか」
「救いなんだ」
「そうなるか」
「最初は世界征服を考えていたんですよね」 
 清音はライダー達にこのことを確認した。
「ショッカーが動きはじめた頃は」
「そう言われてるわね」
 真理が清音のその問いに答えた。
「それでずっとそう言ってたけれど」
「バダンの頃までは」
「それでも実はね」
「仮面ライダーの人達が出て来て」
「すぐに考えが変わったみたいなのよ」
「ショッカーの時から」
「世界を征服しても」
 例えそれを果たしてもというのだ。
「そこで終わりでしょ、世界を破壊しても」
「確かにそれで終わりですね」
「それよりもね」
「仮面ライダー、人間と戦い続けると」
「それだけ退屈を凌げるから」
「そちらに考えがいったんですね」
「そうみたいよ、それでもう今はね」
 現在はというのだ。
「世界征服なんて最初から言わなくて」
「僕達の世界にそうしている様に」
「これはという世界に目をつけて」
「戦いを挑んでいるんですね」
「私達の世界だともうあの手この手で」
 こう言ったのは沙耶だった。
「仕掛けてきているわ」
「そのお話もしてくれましたね」
「今はどうも魔王が出るそうね」
「魔王、ですか」
「そのことを巡って新しいライダーが戦っているそうよ」
「そうですか」
「だからね」
 それでというのだ。
「もうね、あの手この手で」
「仕掛けてきてですか」
「スサノオは自分が退屈しない様にしているわ」
「基本かなり自己中心的ですが」
 家累のスマートフォンから総裁エックスが言ってきた。
「気持ちはわかる様な」
「退屈が嫌いということがよね」
「はい、それと人間を認めていますね」
 総裁エックスはこうも言った。
「そうですね」
「それはあるな、確かに」
 三原は総裁エックスの今の言葉を肯定して頷いた。
「そうじゃないと」
「人間に仕掛け続けないですね」
「そうなるからな」
「人間を認めていて」
「自分と戦える存在とわかっていて」
「そうした相手と認めているからこそ」
 それ故にというのだ。
「仕掛けていますね」
「人間に」
「だったらな」 
 乾はここまでの話を聞いて言った。
「俺達はな」
「そのスサノオに」
「あいつが仕掛ける限りな」
 それこそというのだ。
「何度も倒してやる」
「それだけですか」
「他にないだろ」
 自分達が摂るべき手段はとだ、乾は家累に問い返した。 
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