仮面ライダー　エターナルインフィニティ

「そうだろ」
「そう言われますと」
「降りてもいいし降りてもな」
「スサノオは、ですね」
「降りた奴には何もしてこないさ」
　そうした者にはというのだ。
「別にな、けれどな」
「それでもですね」
「意地があるだろ」
　人間のそれがとだ、乾は問うた。
「そうだろ」
「はい、そう言われますと」
　家累も否定しなかった、それは他のガッチャマンも周りの面々もだった。全員がそうであった。
「やっぱり」
「だったらな」
「最後の最後まで戦って」
「そしてな」
「勝つことですね」
「それが答えだろ」
「そうですか、答え自体は」
　家累は乾の言葉を聞いて行った。
「一つしかなくて」
「簡単だろ」
「はい、本当に」
「けれどな」
「その答えに至るにはですね」
「言わなくてもわかるよな」
　乾は家累に目を鋭くさせて述べた。
「もう」
「はい、それは」
「だったらな」
「勝つ為にですね」
「全てな」
　それこそというのだ。
「やっていくからな」
「わかりました、では」
「これからもな」
「訓練をですね」
「していくからな」
「それでは」
「もうオルフェノクのことも学んで」
　それでとだ、オーディーが言ってきた。
「かなり頭に入ってきたし」
「そうだろ、覚えてきただろ」
「どのオルフェノクがどんな攻撃してくるかとかね」
「動きもだよな」
「頭に入ってきたわ」
「その分だけ強くなったからな」
　オルフェノクつまり敵のことを知ってというのだ。
「そうなったからな」
「だからなのね」
「完全に頭に入れてな」
「もっと強くなることね」
「ああ、そうしていこうな」
　こう言ってそうしてだった、戦士達はさらに学び訓練を続けていった。全ては神に勝つ為にそうしていった。


第三百八十二話　　　完


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１９・７・１