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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十二話 Maskedriderその十五

「余計にしんどいだろうね」
「吾輩達の力も権威はないであるからな」
 パイマンは菅山のその言葉に頷いた。
「その分であるな」
「有り難いよね」
「全くである」
「権威は力と同じかそれ以上に重いからね」
「そうであるな」
「あると余計に大変だよ、権威は権威で」
「それを持っている方にであるな」
「持っていただいて」 
 そしてというのだ。
「私はね」
「権力をであるな」
「それでいいよ、そして私の力は」
 菅山はさらに話した。
「総理の権限で何かとガッチャマンの皆に便宜を計る」
「そういうことであるな」
「権力をそう使っているよ」
「正しい使い方であるな」
「まあね、権力でなくても力はね」 
 それを持っていればというのだ。
「正しくね」
「使ってこそであるな」
「いいものだっていうのはね」
「吾輩達もライダーの諸君も一緒であり」
「私もとなるんだよ」
「そうであるな」
「そういえばライダーの力は」
 ここでふとだ、つばさは気付いた。それで言うのだった。
「スサノオも使いましたね」
「そうだよ、色々なライダーの力をね」
 木場がつばさに答えた。
「使ってね」
「ライダーの皆さんに仕掛けたのですね」
「今は俺達の力になっているライダーの力も」
「そちらもですか」
「そもそも俺達のベルトも元々はスサノオを守る為とされていたしね」
「アークオルフェノクですね」
「その姿の時のスサノオをね」
 まさにその彼をというのだ。
「そうされていたしね」
「だからスサノオもですか」
「使うこともあるんだ」
「そうだったのですね」
「ライダーの力は実はスサノオを倒す為の力だったんだけれどね」
「人間が、ですね」
「そうだったけれどね」
 こうつばさに話すのだった。
「俺達の力は」
「そうでしたか」
「あとね」
「あと?」
「俺達の五つのベルトがスサノオを倒す力だって気付いたのは」
「花形さんっすね」
 はじめがここで彼の名前を出した、右手を挙手して言ってきた。
「流星塾の塾長さんでスマートブレイン社の社長さんだった」
「あの人が最初に気付いたんだ」
「そうだったっすね」
「あの人は最後の最後まで人間だったから」
 身体はオルフェノクになれたがだ。
「だから気付いたんだ」
「そうだったっすね」
「そしてスサノオも実は」
「そのつもりで作ったっすね」
「ベルトを人間が持って」
「そして自分と戦う」
「そのことを見たくてそして戦いたくて」
 そう考えてというのだ。
「ベルトを造ったしね」
「ううん、退屈を逃れる為にそこまでするっすか」
「神の考えることはわからないものですね」
 理詰夢も思うことだった。 
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