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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十話 情熱その十五

「これからな」
「じゃあ」
「じっくりとな、では私は去ろう」
 これがスサノオのこの世界での最後の言葉だった、そしてだった。
 神の身体は大爆発を起こして姿を消した、その後でだった。
 スサノオは完全に姿を消した、それと共に。
 香川の海の先にあるものが見えた、それは。
「船!」
「そして島も沢山」
「その先にうっすらとだけど」
「山も見えるし」
「まさか」
「本当に」
「ああ、間違いないな」
 龍騎はライダーの目で遠くを見て友奈達に答えた。
「四国の外の世界だな」
「本当に、ですね」
「外の世界とつながったんですね」
「そうだよ、あいつはこうした時は約束は守るんだ」
 スサノオはというのだ。
「だからな」
「今こうしてですか」
「海の先にですね」
「四国の外の世界が見えるんですね」
「こうして」
「そうさ、じゃあ戦いも終わったんだ」
 龍騎はここで変身を解いた、それで少女達に話した。
「これから勝ったことを祝うか」
「あの、でしたら」
 友奈は城戸に頼む様に言ってきた。
「それは」
「外の世界に行ってだよな」
「そうしていいですか?」
「そうだよな、じゃあ外に世界に行くか」
「色々紹介して下さい」
「ならまずは大阪だな」
 秋山が優しい笑顔で言ってきた。
「近くで一番大きな街だしな」
「大阪ですか」
「そこに行ってな」
 そしてというのだ。
「色々美味いもの食ってな」
「そうしてですね」
「勝ったお祝いをするか」
「じゃあ今から」
「皆で大阪に行くか」
 北岡も笑顔だった、そのうえで少女達そして他の仲間達に話した。
「これから」
「はい、お願いします」
 友奈は笑顔で頷いた、そしてだった。
 戦士達は朝日を浴びつつ大阪に行く準備に入った、戦いは終わり外の世界とつながった。そのことを喜びながら祝いにと向かうのだった。


第三百八十話   完


               2019・6・15 
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